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#情報戦
ロシアが一時占領地域(Temporary Occupaid Territories = ToTs, クリミア、ドンバス、ルハンスク等)で行ったメディア戦略に関するレポート
CIR と ウクライナのメディアとジャーナリズムについてのNPO Detector Mediaの共同レポート「Information warfare: five ways Russia captured Ukrainian media」( https://www.info-res.org/post/information-warfare-five-ways-russia-captured-ukra
もっとみる気になった論文や記事3月16日から3月22日
3月16日から3月22日の間で気になった論文や記事を簡単に紹介。なお、私が先週気づいたということであって、先週公開されたとは限りません。
●紹介していないけど気になった論考や記事・ニューヨークタイムズによるトランプ陣営によるアメリカの偽情報対策の後退の詳しい解説
How Trump’s Allies Are Winning the War Over Disinformation
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Metaの広告を利用したドッペルゲンガー作戦
2024年3月12日のDFRLab「Doppelganger targets Ukrainian and French audiences via Facebook ads」( https://dfrlab.org/2024/03/12/doppelganger-operation-targets-ukraine/ )によると、ロシアはMetaの広告を利用してウクライナとフランスをターゲットにした
もっとみるロシアの中東に対する情報戦 「Complicated history helps Russian narratives about Ukraine find a foothold in the Middle East」 #DFRLab_U2nd1
中東の多くの国々では国内の分断が進み、市民の間で欧米や民主主義に対する不信感が高まり、民主主義が失われつつある。欧米への依存を減らすことを目指す権威主義的な指導者たちにとって、ロシアは代替する同盟先となっている。
ロシアのプロパガンダメディアは、2007年のRT Arabicの開始以来アラブ世界で存在感を示し、2014年のスプートニク Arabicの開始でその影響力はさらに拡大した。現在、RT A
ロシアのアフリカに対する情報戦 「Two-pronged approach to Africa pays dividends for Russia」 #DFRLab_U2nd1
これはDFRLabによるウクライナ侵攻2年目の総括のパート5です。
全体構成は序章を参照。
●概要ロシアは以前からアフリカへ干渉を続けており、2023年になっても、その傾向は変わらなかった。ラブロフ外相は年間を通じてアフリカ大陸の複数の国を訪問し、プーチンはサンクトペテルブルクで開催されたロシア・アフリカ・サミットでアフリカの指導者を歓迎し、ワグナー・グループは2023年8月にプリゴジンが死亡し
ロシアのラテンアメリカに対する情報戦 「In Latin America, Russia’s ambassadors and state media tailor anti-Ukraine content to the local context」 #DFRLab_U2nd1
これはDFRLabによるウクライナ侵攻2年目の総括のパート4です。
全体構成は序章を参照。
●概要DFRLabは、2023年1月1日から10月31日までのブラジル、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、ベネズエラ、チリ、エクアドル、ボリビア、キューバ、ニカラグアのロシア大使館の広報活動を調査した。
ロシア大使は各国メディアのインタビューに積極的に応じ、各国のメディアは大使の主張を掲載することもあっ
ロシアのヨーロッパとアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアに対する情報戦 「In Europe and the South Caucasus, the Kremlin leans on energy blackmail and scare tactics」 #DFRLab_U2nd1
これはDFRLabによるウクライナ侵攻2年目の総括のパート3です。
全体構成は序章を参照。
2023年、ロシアはヨーロッパ、アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアにおけるデジタル影響工作を拡大した。EUに対しては、ドッペルゲンガー作戦で制裁解除や、ロシアのガスがEUに不可欠であるという主張を拡散した。モルドバでは、ロシアはガスプロムの供給を削減し、親EU政府とウクライナが経済悪化の原因であるかの
ウクライナ国内に対するロシアの情報戦 「In Ukraine, Russia tries to discredit leaders and amplify internal divisions」 #DFRLab_U2nd
これはDFRLabによるウクライナ侵攻2年目の総括のパート1です。
全体構成は序章を参照。
ウクライナ国内に対するロシアの情報戦 「In Ukraine, Russia tries to discredit leaders and amplify internal divisions」 https://www.atlanticcouncil.org/in-depth-research-repor
DFRLabのウクライナ侵攻2年目の総括 #DFRLab_U2nd
DFRLab(デジタルフォレンジックレサーチラボ)が、ウクライナ侵攻2年目の総括として、「Undermining Ukraine」の第2弾「Undermining Ukraine: How Russia widened its global information war in 2023」(https://www.atlanticcouncil.org/in-depth-research-repo
もっとみるロシア国内監視状況 プリゴジン後のネット監視 「After Prigozhin, Russia clamps down online」 #DFRLab_U2nd
これはDFRLabによるウクライナ侵攻2年目の総括のパート2です。
全体構成は序章を参照。
ロシアは、国内での戦争に対するネガティブな発言に神経をとがらせていた。2023年における最も大きな問題は2023年6月に起きたプリゴジンの反乱だった。当初、ロシア政府はプリゴジンのメッセージの拡散を制限しようとしたが、抑えきれなかった。Telegramの親ロシア派のチャンネルはロシア政府とワグナーへの支持で
オルタナティブ・メディアに対するロシアの影響力 ドイツ語のケーススタディ
「Conduits of the Kremlin’s Informational Influence Abroad? How German- Language Alternative Media Outlets Are Connected to Russia’s Ruling Elites」(Arista Beseler、Florian Toepfl、https://doi.org/10.1177
もっとみるランド研究所の2つのレポートが示すロシアにおける情報対立の概念
【2022年8月22日追記】日本語で整理した表を追加しました。
アメリカのランド研究所は2022年8月18日にロシアの情報対立についてのレポートを公開した。「Rivalry in the Information Sphere」(https://www.rand.org/pubs/research_reports/RRA198-8.html)と「Russian and Ukrainian Persp
ウクライナ侵攻と情報戦 参考文献一覧
2022年7月2日発売の『ウクライナ侵攻と情報戦』 (扶桑社新書)の参考文献などについてのnoteです。
●新書の出典一覧はじめに
DEMOCRACY REPORT 2022 Autocratization Changing Nature?(V-Dem、2022年3月、https://v-dem.net/media/publications/dr_2022.pdf)
Bellingcatのエ