マガジンのカバー画像

余談ですが……

174
日常的なものごとです
運営しているクリエイター

記事一覧

なぜ、メタアナリシスやシステマティックレビューをしないのか?

先日、「Misinformation is a threat to society – let’s not pretend otherwise」( https…

政治学と経済学のためのRパッケージ11選

「政治学と経済学のためのRパッケージ11選」が紹介されていたので、備忘録として残しておく。 …

22

LLMから幻覚を取り除くのは不可能ということを数学的、論理的に証明した論文

2024年9月9日、Sourav Banerjee, Ayushi Agarwal, Saloni Singlaらの論文、「LLMs Will Always…

30

『小説 新聞社販売局』新聞社が透明性を持てない理由がいやというほどわかる本

『小説 新聞社販売局』(幸田泉、講談社、2015年9月)を読んだ。10年前の本だけど、新聞者っ…

12

『日本の未来、本当に大丈夫なんですか会議』を読んで、わかったような気になった

『日本の未来、本当に大丈夫なんですか会議』(西田亮介、安田洋祐、日本実業出版社、2024年6…

15

新領域安全保障研究所について

2024年5月に、認知戦、デジタル影響工作、経済安保などの研究ハブ、株式会社新領域安全保障研…

学術誌の悪辣な商法の告発 利益率40%の版元も

ネイチャーやサイエンスという科学誌の名前を知っていても、そのビジネスの内容を知らない人は多いと思う。私もそうだ。悪い噂を聞いたことがあったら、それはほとんどぼったくりや詐欺に近いものでとうてい信用できるものではなかった。しかし、この記事を読む、いくつか他の記事に当たってみて、悪い噂はほんとうだったとわかった。よくわかっていないので、気になった人はご自身で調べることをおすすめします。 ●コストを研究者や大学や研究機関に負担させるビジネスモデル科学誌では掲載料は払わないで取るも

各種リンク先

INODS UNVEIL https://inods.co.jp 公式サイト https://ichida-kazuki.com ブログ https://no

ニュースの偏向の方がひどくても誤・偽情報の脅威の方が大きいと感じる、という国際調…

ハーバード大学ケネディスクールのMisinformation Reviewに2024年5月14日に掲載されたアムステ…

10

専門家ほど自説に固執して結果を認めない傾向があるという実験結果

2023年11月22日に公開されたケンブリッジ大学 Journal of Experimental Political Science (JE…

20

『サイバースペースの地政学』はサイバー空間を腑分けした解体新書

軍事とロシアの専門家である小泉悠とサイバーセキュリティの専門家の小宮山功一朗による『サイ…

12

日本のサイバー防衛能力の低さを指摘するDipolomatの記事

自虐的な関係者がいることもあって日本のサイバー能力の低さは以前からよく話題になってきた。…

14

「戦略研究34 認知領域をめぐる戦略」を読んだ。認知戦に関しての概念、定義および事…

戦略研究学会の「戦略研究34 認知領域をめぐる戦略」を読んだ。認知戦などの研究をリードする…

13

バチカンの異端審問所が奇蹟の認定を開始 神のファクトチェック?

ローマカトリック教会の総本山バチカンの教理省(Dicastery for the Doctrine of the Faith、旧異端審問所)は、ローマカトリック教会においてバチカンのみが超自然的な出来事を奇蹟と認定できると発表した。 Vatican tightens rules on supernatural claims in the digital age https://www.washingtonpost.com/world/2024/05/17/vatican-s