SNSで迷子になった話
7月なのに肌寒い1日だった。
何も考えずにTシャツにスカートで外に出たのを後悔した。
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最近の私はSNSに極力触れないようにしている。
ここでいうSNSとは、Twitter、Instagram のことである。
一年ほど前からSNSを見ると高揚感を感じ、そんままただ何と無くタイムラインを追い、ダラダラと時間が経つということが増えた。
そして、iPhoneから目を話す頃には高揚感はすっかり消え去り、ずん。と何か重いものが心に残っていた。
そんな状態では何か他の作業に移ってもなかなか集中できず、このままでは私は駄目になると思いながらも、SNSに依存している状態が続いていた。
少し前から、自分の気持ちや叶えたいこと、その日あったいい事をノートに書き出すことを始め、ふとSNSについての思いも書いてみた。
そこで気付いたのが以下のことである。
・理想の暮らしや考えをしている人を見つけては眺めている
・他人の投稿を見ると、自分との差に焦りを感じる
・キラキラしている人たちに近づこうと同じような生活をしたくなる
・何かを始める時、買う時、あの人なら……と考える
これを書き出しながら泣きたくなってしまった。
だって、私は私を見失っていると思ったから。
元々、他者からの影響を受けやすいタイプで、友人が持っているものはとても良い物に思えたし、欲しくなった。
大好きなキャラクターの好きな食べ物や髪の色は私も大好きになった。
そんな私は、SNSを通して理想しか見ることができなくなっていたのだと思う。
目を覚まして、気が付いて。
私はここにいて、ちゃんと息をしている。思考している。
大好きな読書を最近できなかった事に気付いてる?
映えなくても美味しい食べ物がたくさんあった事覚えてる?
私が今まで何が好きで、どんな人たちに出会って、何を考えて生きてきたのか忘れてない?
SNSに乗っているのはその人の「ハイライト」
SNSに真実はないんだよ。
SNSから距離を置いて変わったことは、
・読書ができるようになった
・思考がクリアになった
・集中できるようになった
・漠然とした焦りが軽減した
私には向いていない世界だったのだと思う。
アカウントを削除したわけではないけれど、しばらくは開きたくない。
さようなら。