発達障害がある子が苦手な運動動作があるときの表現

療育施設に通う幼児のお子さまで苦手に感じている運動動作を個人的にランキング形式にしてみました!

  1. ボール(ボール投げ)

  2. ボール(ボールつき)

  3. 鉄棒

  4. マット運動

ボールは苦手な子が多く、指先の細かいコントロールが難しくうまく行えなかったり、丸くて思ったとおりに動かせなかったり、ボール投げでは遠くに投げようとすると様々な関節を連動させることが難しかったりなど理由は様々あります。
また、鉄棒はぶら下がることはできても前回り等は怖がってやろうとしなかったりする様子が見られます。

そんな苦手な事があったときに見せる子どもたちの反応について紹介したいと思います。

・やらないなど拒否の発言をする
拒否の発言をしたあとは一切やろうとしないことが多いです。しかし、繰り返し事前にこれだけでいいなどできることを提示してあげることで一緒に取り組もうとしたことを受け入れることが少しずつできるようになります。

・動きが止まってしまい、その場所から動こうとしなくなる。
少しでも難しそうと感じるとやらずにその場で止まってしまいます。集団での取り組みの場合は毎回流れが止まってしまうことがあります。こちらも、取り組む前にどのように頑張ると良いかなどを伝えたり考えてもらうことで、少し取り組みやすくなることがあります。また、うまくできなくても頑張っている子を見つけて、具体的にできなくてもどのように取り組めばいいのかを見せてあげることで見通しが立てやすくなる場合があります。

・周りのものにあたってしまう。
これに関しては、最初はもしかしたら取り組みが難しいからそのような行動をしているということがわかりにくいかもしれません。そのため、あたってしまった行動のみ注意してしまうことも。。。取り組みの難易度や説明の仕方を変えてあげることで変わってくることもあります。


・取り組みとは関係のないいたずらなどをしてしまう。

こちらも最初はどうして急にそのような行動をするのかわからない場合が多いですが、繰り返し行っていく中で、いたずらをする時の共通点が見つかってくることも。いたずらに対して簡潔にアプローチしつつも、元の原因になっていることにも、寄り添って関わっていけるといいかと思います。

・多少できていることがあるのに、それを認めず「できてない」と言い、最初は行っていたのに取り組み途中でやらなくなる
どこかで他の子と比べてしまっていることがあります。具体的にどこができていて、どこはまだ難しいのかをあえて伝えてあげることで称賛が伝わりやすくなることがあります。

・注意がそれやすくなる
取り組みができているようで実際には難しいやめんどくさいと感じていることも。難易度を調整してあげたり、興味を引けるような内容を検討することで、注意が向きやすくなることもあります。

・適当に行ってしまう
細かい動作と感じてしまうことも。丁寧に行うようにと伝えるだけでなく、丁寧にやりたいと思えるような内容を検討する必要もあります。


運動を行う中で、なかなかうまく伝わらなかったりする場合に、まずは子どもに課題があると捉えるのではなく、大人のアプローチに課題はなかったかや、改善・変更していくことで子どもの受け取り方や動作が変わってくることが多いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?