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【日記】言えない賞賛

素敵な緑に会いました

……?えっなに?それだけ??
ってか何の話??ちょっと怖いんだけど!
と、思ったそこのあなた!

そうですよね、ごめんなさい。
もう少し詳しく説明します。

まず前提をお話ししておきますね。
私は色に関して人より興味があるようです。
中でも、色の濃淡や複数の色の組み合わせに対して、着目しているようです。

好きな色は、黒板の色くらい深い『深緑』ですが、緑色は全般好きなようで、よく目がいきます。

そんな私が今日見つけた『緑色』についてのお話です。


自転車で移動中、前方から歩いてくる女性のズボン(今の時代『パンツ』と言うべきなのでしょうが…文字に起こすと別のものになってしまいそうなので…ココでは『ズボン』と表現することにします)に目がいきました。

それは、この時期に良さそうな薄手の生地のようで、裾の一部が風にヒラヒラとなびいており、色合いも白と薄い緑色という、とても涼しげなものでした。
模様は、白地に、数箇所濃淡の違う何色かの淡い緑色で縦方向に描かれた不規則なものでした。

それを見て私はすぐにこう思ったのです。

『めちゃくちゃ腕の良い料理人が
 これまた鮮度が良く水分が滴るくらいに
 水々しいキュウリを、
 縦方向に、
 向こう側がハッキリ見えるくらい極々薄〜い
 薄切りにしたような柄だぁ!!』……と。

コレは私にとって最上級!というくらいの褒め言葉のつもりなんですが…
一体、どれだけの人がコレを聞いて喜ぶでしょうか…いや、誰も喜ばないでしょう。


そうなんです、
私、こういうところあるんですよ…。

『芸術的な色合いだ!』と感激していて、
自転車を漕いでいるタイミングにも関わらず目を奪われている訳なんですが…。
誰がキュウリと言われて喜ぶかっちゅう話です笑

例えが悪くて伝わりにくいだけならまだしも、
感動している・褒めているということすら伝わらない笑

私は自分でこのことを理解しているので、こういう風にパッと思いついても、グッと飲み込んで他人に伝えることはありません。

たまに、
『この表現は過去最高にピッタリだったんじゃない?!』
と、自分の中でワーキャー言っている時はありますが笑

今日出会った素敵な緑色について、他の例えを使って表現し直すと…?
と言われたら…

『植物の切片でプレパラートを作るのに、植物片を専用の薄いカッターで切るけど、それがめ〜っちゃくちゃ上手くいった時みたいな薄〜い緑!』

と言うでしょう笑
これは分かる人には分かってもらえるかもしれないけれど、あの薄いカッターは扱いが慣れていないと植物片を薄く削るのは難しくって、厚くなりがちなんですよね〜。
厚過ぎると細胞が重なり合ってしまっているので顕微鏡で覗いた時に濃い緑になっちゃって、使い物にならないことも…。
でも上手くいくと顕微鏡で見た時に本当に綺麗な淡い緑色になるんですよ!

…って誰がこの話に乗ってくるんじゃい!!
って自分で自分をつっこむことになるわけです笑

大抵の人はプレパラートってなんだったっけ?となるのではないでしょうか。

私にとっては、先に挙げたどちらの例えも、自分ではなかなか得難い、綺麗な薄い緑だわ!と感動しているわけなんですが…。

なので、多くの方に分かるような形でこの感動を伝えようとすると、この記事の冒頭に書いた、少し怖い気もするあの一文のみになってしまうというワケなんです。

人に言えない賞賛のお話でした。


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