樺沢紫苑「精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方」
・本書は、インターネットのフォロワー累計70万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」の著者が、自分の力で毎日の「楽しい」「嬉しい」「おもしろい」を作り出す方法を紹介した1冊。
・本書における「遊び」の定義とは、「仕事以外の楽しい活動」のことを指す。1日数時間の「遊び」時間を有意義に過ごすことで、ストレス発散とリフレッシュを効果的に行うことができる。
・一流の仕事人ほど、一流の趣味を持っていることが多い。それこそ、人に教えられるレベルまで、「遊び」や「趣味」を極めている。その「極上の時間」への熱中が、本業へのモチベーションや創造性とつながっているのだ。著者が人物ドキュメントから抽出した法則は、「何かに夢中になり、無邪気に楽しめる人が成功する」ということ。一言で言うならば、「楽しむ人が成功する」ということである。
・遊び方には、「良い遊び方」と「悪い遊び方」がある。「悪い遊び方」の例として、Netflixなどでドラマを一気見して途中でやめられなくなり、平日なのに朝3時まで見てしまうことなど。それだと睡眠不足で仕事のパフォーマンスは大きく下がり、仕事上のミスにもつながるかもしれない。睡眠不足で仕事のパフォーマンスも下がり、人間関係も悪化するような遊び方は、「不幸にする遊び方」なのである。
良い遊び方の条件とは、
①楽しい
②リラックス・疲労回復
③ストレス発散・リフレッシュ
④脳を活性化
悪い遊びの条件とは、
①睡眠を削る
②疲れを増やす
③長時間の座位
④依存症が強い
⑤やりすぎ
である。
※詳細は本書をご覧ください。
・本書では、「日本人にこそ「遊び」が必要な理由」『「遊び」「楽しむ」の5つのすごい効果』『楽しみながら自己成長する6つの「遊び方の掛け算」』「脳が活性化する8つの遊びの極意」という章で構成されており、遊びのすごいメリット(創造性を鍛える・さまざまな仕事力のアップなど)、遊びの効果を最大化させる6つの掛け算(遊び×アウトプット・遊び×リラックスなど)、著者の遊び遍歴(映画・スープカレー・読書・ウイスキー)といった毎日を楽しむにはどのようにすればよいかについて考える内容が記載されている。
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