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桑原晃弥「イーロン・マスク流 鋼のメンタルとすぐやる力が身につく仕事術」

・本書は、フリージャーナリストとして独立後、スティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスなどのIT企業の創業者や、本田宗一郎、松下幸之助など成功した起業家の研究をライフワークとし、人材育成から成功法まで鋭い発信を続ける著者が、世界初のネットバンキングを設立し、世界最大手の電気自動車メーカー「テスラ」を経営するイーロン・マスクが、1990年に南アフリカ共和国から何も持たずにカナダに移住し、わずか30年で世界を動かす存在になった経緯、不可能を可能にした成功法則(仕事術)について紹介した1冊。

・イーロン・マスク(以下、マスク)最大の特徴は、「こうしたい」「あれをしたい」と思ったら、すぐに行動に移すところである。マスクの場合、子どもの頃から「思いついたらすぐに行動に移す」が習慣となっている。
※マスクの幼少期については、本書をお読みください。

・マスクは1990年、クイーンズ大学は入学後、2年生が終わる頃に奨学金を得てアメリカの名門ペンシルベニア大学に編入する。
・1994年にスタンフォード大学の大学院へと進む時、マスクはコンピュータやインターネットに関する知識こそふんだんに持っていたものの、肝心の資金が「ゼロ」であった。
・それどころか、大学や大学院に進んだ際に組んだ学費ローンがたっぷり残っていて、家を借りるよりも安いからと、小さなオフィスを借りて寝泊まりする、という生活をしていた。
・しかも部屋にシャワーはなく、たった1台のコンピュータでプログラムとサーバーの2つの役割をさせていたほどだった。
・しかしマスクは、「何も持たないこと」は「リスクを取るチャンス」という考え方で起業の道を突き進んでいった。
・その後、マスクは多額の学費ローンをかかえながらも、起業してわずか7年で大金持ちになった。
・"まず動き、実際にものをつくってみる"ことがマスク流「すぐやる人」の仕事術である。「何もない」は最大の武器なのだ。
※マスクが大金持ちになる経緯(起業ストーリー)についての詳細は、本書をお読みください。

・マスクは起業した会社の売却により、1億6500万ドル(約223億円)の資金を手にし、「アイデアがあっても資金の関係で実行できなかった」ことを、具体的にスタートさせていく。
・マスクが当時目指していたのは、地球環境を守るための持続可能なエネルギーの実現と、人類に新しい環境を築くための宇宙の旅立ちであり、この頃から宇宙ビジネスへの参入を本気で考えるようになっていく。
・専門家から算出された金額が、マスクにとって負担可能なものであったがら必要な資材をどうやって火星に運ぶかが問題であった。
・いろいろ考えた末、「自分でロケットをつくる」という結論に至り、自身のロケットの開発会社を設立する運びとなった。
・何かをやろうとした時、多くの人にとって「誰もつくっていない」は簡単に諦める理由になるが、成功する起業家の多くはそうかんがえない。
・自分の求めることを誰もできないなら、自分でやればいい。自分がほしいものを誰もつくってくれないなら、自分でつくればいい。
・これがマスクの考え方の大きな特徴であり、仕事における大切な指針であるのだ。
※こちらの詳細は、本書をお読みください。

・本書は、マスク流の仕事術を「すぐやる人・鋼のメンタル・非常識な・不可能を可能にする・人を動かす」の5つに分けて解説しており、自分自身の壁を破るきっかけを与えてくれる仕事術が紹介された内容となっている。

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