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丹羽志津子「モノ・お金・心の3つを整えると人生の質が上がる!今日からはじめる魔法の整え術」

・本書は、整理収納アドバイザーの著者が、心を緩めつつ「モノとお金と心」を整えて自分のことが好きになり、より自分の才能を輝かせながら「人生の質」を上げるヒントについて紹介した1冊。

・「モノを整理」するには「心の整理」が必要である。「心の中」にある「使えるモノを捨ててはいけない」というブレーキを外すためにまだ使えるものであっても、自分にとって「不要なモノ」とはお別れしていいと、自分に許可を出すこと。
・「片づけできない」という思い込みは「潜在意識の中」にある。潜在意識は記憶のデータバンクで、過去の記憶や感情など、普段忘れている情報が、たくさん入っている意識の領域で、この潜在意識の中に「使えるモノを捨てるのはいけないこと」というデータが入っていると、片づけの本を読んで知識を得ても、あるいは片づけ講座で学んでも行動に移せず、いざモノを捨てようと思うと「罪悪感」を覚えてしまうのだ。

・「モノを大切にする」とは「モノをしまい込む」ことではなく、「モノを使うこと」なのだ。クローゼットの奥や押入れの奥に、何が入っているのかもわからない状態で放置されているのは「モノを大切にしている」とは言い難い状態である。あなたの暮らしを快適にするためには、本当に必要なものとだけ暮らすこと。そのためには、「心のブレーキ」を外して自分は自分の人生を選び幸せになる!と決めること。

・整理の基本とは、1つひとつのモノを手に取り、自分が「使うか」「使わないか」を選ぶというシンプルでカンタンなもの。著者はこれを「モノとの対話」と呼んでいる。目には見えないモノに乗せている想いには、「心の声」と「思考の声」という2つの種類があり、この「頭の中の声」を区別して考えると、モノを整理するヒントになる。この「心の声」は自分の本音なのだ。
※「心の声」のエピソードとして、著者が時間をかけて手放したエピソード(購入時の価格が25万円の百科事典のセット全巻30冊)が紹介されているが、詳細は本書をご覧ください。

・「モノの整理」をする上で、大切なことは「使うか、使わないか」と区別するだけではなく「あなた自身が好きか、嫌いか」で判断すること。選んだものや残したものが、あなたが「大好きなもの」ならば、人生の質は上がる。

・「モノを整理」することは「自分の本心を聴くこと」につながる。「自分にとって必要なモノか?不要なモノか?」と日々問いかけていると「(お皿の場合)四角いお皿は好きだけど、丸い形はあんまり好きじゃない」そんな風に自分の内側の声が聞こえるようになる。あなた自身の中にある答えが、あなただけの「正解」なのだ。誰かのマネをしても、どこか満たされない気がするのは、あなたの心が満たされていないからなのだ。

・本書では、「モノの整理を通じて自分の心も上手に整理できるコツとは」「暮らしの中のモノの整理をしてみよう〜その片づけポイントと上手にできる秘訣」「お金の流れを整理して、自分の人生をカスタマイズ」「心の中のコトの整理をしてみよう〜その片づけポイントと上手にてきる秘訣」「人間関係を整えるコミュニケーション〜そのポイントと上手にするための秘訣」「人生の質を上げるために、人とのお付き合いや生き方の整理にチャレンジしてみよう」という章で構成されており、片づけがきっかけで人生が変わり始めた著者の体験をもとに書かれた魔法の整え術が紹介されている。

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