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樺沢紫苑「ちょっとお疲れのあなたが読むだけでフワッと癒される本」

・本書は、「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンとし、YouTube(45万人)、メルマガ(12万人)など累計80万フォロワーに情報発信をする精神科医の著者が、9年間毎日更新し、5千本の動画がアップされたYouTube「精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル」の中から、再生回数が多いもの。コメント欄で反響が大きかった動画、人気のある動画などを元に41個の質問、悩みを取り上げ、「楽にする
方法」を伝えた1冊。


Q:仕事を続けられる人と辞めてしまう人の違いって何ですか
A:レジリエンス(心のしなやかさ)の違いかも
・仕事を辞める時の理由は、)仕事内容や職場環境が合わない」「人間関係が悪くなる」など人によってさまざま。
・もしかすると、レジリエンスの低さが仕事を辞めたくなってしまう原因かもしれない。
・レジリエンスとは「心のしなやかさ」である。レジリエンスが低いとメンタル疾患になりやすく、レジリエンスが高いとストレスに柔軟に対応できる。
・職場は、最初から楽しかったり、やり甲斐を感じたりできるところではなく、プレッシャーもある。誰でもそうなので深刻にならず、逆に楽しむくらいの余裕を持ったほうがよい。
・人は物事を楽しめる能力を持っているかいないかで、人生の楽しさが変わってくる。「自分が成長して変わっていこう、自分の持っている能力を活かして楽しもう」と心掛ければ楽しく仕事を続けられるようになり、レジリエンスを高めることになるのだ。
※「苦手な仕事」の捉え方の詳細については、本書をお読みください。


Q:在宅のテレワークで気分が落ち込むようになりました
A:リアルで会う機会を増やしオンライン会議でも雑談の時間を増やしましょう
・コロナ禍で、通勤せずに仕事ができる「テレワーク」を導入する企業が増えたが、在宅ワークを続けた結果、気分が落ち込むようになり、たまに出社すると出社するとかえって気分がよくなる現象が起きている。
・これは「孤独」の問題であり、ネット上での交流もいいが、対面でリアルに会うほうが心の癒しになる。
・テレワークではオキシトシンが出る機会が少なくなり、ストレスを受けやすくなる。この対処法として、雑談が有効だという論文がある。
・コミュニケーションの効果は、リアルが10だとすればネットが1、会わないのが0といえる。だからときどき出社すると気分がよくなるのだ。
・また、「生産性のない雑談」は、休息、気分改善効果が高いという研究もある。なので、リアルのコミュニケーションを大切にしたり、テレワークでも会議前の数分で雑談をするなどの心掛けが大切なのだ。


Q:疲れがたまって心のエネルギーが枯渇している気がします
A:何もしないでボーッとする時間を作りましょう
・精神的に疲れて、心と身体のエネルギーが枯渇してしまった。あるいは最近疲れがたまっている、という状態になった際、心と身体のエネルギーを充電する方法として、
⒈何もしないこと
⒉睡眠
⒊人に会いすぎないこと
⒋運動
⒌楽しいことをする
が挙げられている。
・時間に追われている現代人にはもったいない気がするが、「何もしない」というボーッとする時間があるのは良いことである。例として、「仕事から帰ってきて寝るまでの間のどこかで2時間のんびりしてみる」「入浴」が挙げられている。
・心のエネルギーが枯渇しているのに無理を重ねるとうつ病になる。「心が疲れている」と思ったらボーッとすること。
※⒈〜⒌の詳細は本書をお読みください。

・本書では、「職場で仕事を楽しむ」「自分の心やストレスと上手に付き合う」「いろいろなコミュニケーションを知る」「不安や無気力、疲れを癒す」「気持ちと行動を切り替える」という章で構成されており、41個の質問、悩みを「楽にする方法」が端的にまとめられた内容となっている。

悩みの項目では、樺チャンネル(YouTube)のQRコードも収録されており、元ネタの動画を見ることができるようになってますので、そちらもお見逃しなく!

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