岩井俊憲(編訳) 「超訳 アドラーの言葉」
・本書は、40年にわたって、アドラー心理学に基づいた研修、セミナー、講演などを行う岩井俊憲氏が、フロイト、ユングと並んで心理学三大巨頭の一人であるアルフレッド・アドラーの言葉を編訳し、168の項目に分けて紹介した1冊。
・アドラー心理学の本質には、「人間とは何か?」という問いがある。
・人間は、個体で考えると弱い生き物。弱いからこそ群れをつくり、協力し合い、道具を扱うようになったことから生き延びたという人類の歴史がある。
・そうやって生き延びた人間だからこそ、「集団・社会・共同体」というものの存在は重要である。
・「集団・社会・共同体」なくして人間はない。それがアドラー心理学の基本にあるのだ。
※アドラー心理学で一番大事にしている考え方に「共同体感覚」というものがあるが、詳細は本書をお読みください。
アドラーの言葉(一部)
001 人生には三つの課題がある
・アドラー心理学が「人生の三大課題」よ呼ぶものがある。それは、「仕事」「交友(仲間)」「恋愛・結婚(パートナーシップ)」の三つだ。
・三つの課題は、大人になって社会に出ると直面することになる。そしてこの三つは、必ず「◯◯◯◯」から生まれる。
※「◯◯◯◯」に入るものは何かについては、本書をお読みください。
011 心の問題を見抜くには
・劣等コンプレックスは、ほとんど病気だ。そして、その症状がどこに出るかは、人によっても、状況によっても違う。
・劣等コンプレックスをもっている人でも、仕事に自信があるなら、仕事の範囲では、その人から異常を感じられる面はない。けれども、人間関係や恋愛・結婚の面で劣等コンプレックスを持っている場合は、その分野で症状が出るのだ。
※心の問題を見抜くにはどうすればよいかを端的にまとめているが、詳細は本書をご覧ください。
053 甘やかされた子どもの特徴
・甘やかされた子どもたちも、憎まれたタイプの子どもたちも、みんな共同体感覚をもっていない。他の人に関心をもっていないのだ。
・甘やかされて育つと、「自分の幸せ」にしか関心を持てなくなる。憎まれて育つと、「仲間がいる」ことを知らない。「仲間の存在」を経験したことがないからだ。
・その結果、自己中心的な関心だけが育っていく。
※これらの問題はけっして生まれつきのものではない。では何かということについては、本書をお読みください。
・本書は、「『働く』ことの意味」「人間関係の悩み」「愛・パートナーシップ」「教育において大切なこと」「勇気をもつ」「ライフスタイル(性格)」など、合計10章で構成されており、
007 いつでも自分が一番では成功できない
016 人生の意味は「◯◯」だ
021 「◯◯」こそが共感を育てる
039 結婚には「◯◯◯」がいる
059 ◯◯はしてはいけない
072 自身を育むたった一つの方法
118 不幸は自分が選び取っている
137 見栄や自惚れの正体
など、自らを受け入れ、運命を切り拓くためのアドラーの言葉168が収録された内容となっている。
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