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阿久津一志「1年目から現場で稼げる建設職人を育てる法」
・本書は、ゼネコンに入社し、橋梁や大型建築構造物の設計作図に携わる→退社後、左官職人の修行をし、一級左官技能士の資格取得など、20年間の建設職人の経験を基に、「自分で考えて行動できる職人の育て方」について解説した1冊。
・結果を出せる一流の職人を育てるポイントはとして、
①経営理念を掲げ、職人の意識改革を図る
②OJTとOFF-JTを効果的に組み合わせる
③多能工化・他職能化を目指す
が挙げられている。
(見開きに詳細が書かれてます)
・新入社員、見習い職人は先輩職人の使い走りではなく、将来会社を支えてくれるであろうらとても大事なパートナーだと肝に銘じておくこと。新人職人の育成は、先輩職人が寄ってたかって面倒を見ることが大切、もちろん経営者も愛情を持って見守ることが大事。
・これからの職人は、「知識・技術・マナー」のバランスが大切である。今までのように技術だけに偏った職人ではなく、マナーと知識を兼ね備えたバランスの取れた職人を育成するべきだと著者は考えている。
・「できない、やれない」思考から「できる、やれる」思考に意識を変えていく。具体的には
できない理由が先に出る→できる方法を考える
すぐにあきらめる→最後までチャレンジする
行動せず先延ばしする→すぐに行動する
など。
・モチベーションか上がる条件とは、
①心身共に健康な状態であるとき
②周りとの人間関係がとても良好なとき
③ほめられたり、必要とされたとき
の3つである。
・「やる気」が出たら、次に「やり方」になる。やり方を適切に伝えられなければ、やる気も空回りしてしまうので、教える側がしっかりとやり方を伝えられるように準備しておく必要がある。
・本書では、「これからの時代にあった職人育成の方法」「著者が主催する職人育成道場の事例」「技術を伝える技術の磨き方」「結果を出せる職人になるための9つの習慣」など、会社を強く成長させるための職人育成の仕組みについて解説した内容となっている。
タイトルに「建設職人」と書いていますが、建設職人だけでなく、いろんな環境の職場に対応できることが書かれています。
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