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内田克幸「運は縁から生まれる 50歳からの縁を引き寄せる50の言葉」

・本書は、
◇不動産ディベロッパーの西洋環境開発
◇パソコン販売のソフマップ
◇家電量販店のビックカメラ
◇BS放送局のBS11
◇出版社の理論社・国土社
という42年間のサラリーマン人生を駆け抜け、最後は社長まで務めた著者が、感銘を受けた古今東西の名著にある言葉や偉人が残した言葉などを選び、そこからどんな気づきを得て、どんな実践に結びつけたのかを、著者の実体験を交えながら解説した1冊。

・著者が40代後半の頃、パソコン専門店・ソフマップにて取締役を務めていたが、積み重なった精神的なストレスで高血圧を患い、さらに狭心症の疑いで、カテーテルの検査手術。受けた。
・精神的にも肉体的にも厳しかった40代後半の頃に出会ったのが、五木寛之氏の「林住期」であった。
・「林住期」の中で、「五十歳をはっきりひとつの区切りとして受け止める必要がある、と私は思う。そして、そこから始まる二十五年、すなわち『林住期』をこそ、真の人生のクライマックスと考えたいのだ」と書いている。
・著者はこの「林住期」を読んでら心をふさいでいた思いフタがはずれたようにら息苦しい気持ちがなくなったことを覚えているとのことで、「50歳からは新たなステージへ移り、楽しんで仕事をしていいんだ」と納得し、転職を決意した。
・50代とは、1つの区切りだけでなく、新たな人生の章のスタートでもある。これまでの経験や知識、それに伴う人脈は、これからの人生をより豊かにふるための大きな資産である。
・あなたがこれまで積み上げてきたものを信じ、自分の内面と向き合って新しい挑戦や学びを追求してみてはいかがでしょうか、と著者は語っている。
※『林住期」の詳細については、本書をお読みください。

・仕事を好きになるポイントは、それを「楽しむ能力」があるかどうかにかかっている。著者は、これまでの仕事人生のなかで、最高に楽しんで取り組めた仕事が2つある。
・そのうちの1つが、BS11に在籍していた時で、あるアニメ映画に関わったことである。
・著者は、販促などの面で映画をバックアップしたが、残念ながら興行的には非常に厳しく、「出資配当がまったく出ない」という残念な結果となった。
・多額の出資をしたにもかかわらず、収益が得られなかったことで、著者は会社から責められたが、いま見ても本当に素晴らしい極上のアニメ映画に関われたことは記憶に残る思い出で、誇りでもあるとのこと。
・楽しんで仕事に取り組めば充実した時間を味わうことができる。それが自分の中で貴重な経験・ノウハウとして蓄積され、将来の仕事に役立つことにもつながるのだ。
※「著者が最高に楽しんで取り組めたもうひとつの仕事とはなにか」「誰のどの言葉に感銘を受け、著者はどのように解釈をしたのか」の詳細は、本書をお読みください。

・本書は、「50歳を過ぎたビジネスパーソンはどう生きたらいいか」「運をつかめる人のちょっとした心がけとは」「リスペクトの精神が毎日を好転させる」「鈍感力の身に付け方」「日々反省。でも後悔しない人生を選ぶには」「定年後のあなたの羅針盤」という章で構成されており、
◇スティーブ・ジョブズ
◇P・F・ドラッカー
◇幸田露伴
◇永守重信
◇ヘンリー・フォード
など、日本や世界の著名人の言葉を著者のエピソードを交えながら紹介した内容となっている。

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