エマ・ヘップバーン(著)、木村千里(訳) 「幸せスイッチをオンにする メンタルの取扱説明書」
・本書は、15年以上の実務経験をもち、私的・公的の両面でメンタルヘルスの問題に取り組む神経心理学を専門とする臨床心理士で、2023年10月現在で13.9万人のフォロワーがいる著者が、心の仕組みを理解し、幸せ体質になるための21の方法について解説した1冊。
・幸せはつまるところ、日々の意思決定と行動によってつくられる。なので、ウェルビーイングを向上させるには、日々の決定や行動が、人生のプラスになるものでなくてはいけない。
・幸せに関する信念に影響を与えるものは、「幼い頃から家庭で聞いてきた話や、直接または間接的に社会から受け取ったメッセージ、そして経験である。
・脳は、これまでに聞いたことや経験したことに基づいて信念体系(個々の信念からなる物事の評価基準)をつくりあげるのだ。
・幸せになりたいなら、社会の信念に疑いの目を向けると同時に、それを鵜呑みにしてしまう原因を考える必要がある。
※社会にはびこる幸せに関する信念ならびに、私たちの幸せをジャマする壁(快楽のランニングマシンに乗ること・幸せになることは悪など)の詳細は本書をお読みください。
・自分にとっての幸せを理解するために、本書では生きていくうえで基本となる「幸せのサンドイッチの原型」のつくりかたについて紹介している。
・幸せのサンドイッチに何を挟むべきかはその人のセンスと好みしだいである。大事なのは、自分に合う具を考え、それに気づき、理解すること。そして、やっかいな脳が不利に働いたときにそれを自覚することである。
・自分にとってできるだけ効果的な幸せのサンドイッチをつくる、その活かし方を考える、改善すべき部分がないか定期的にチェックする、というプロセスにより、「何をして何をしないか」を意識的に決められるようになるのだ。
・幸せのサンドイッチは、幸せを増やすのに役立つだけでなく、自分の感情や気分に影響する要素を把握し、その要素が発生した場合の対処法を決める助けにもなる。
※幸せのサンドイッチのつくり方の詳細は、本書をお読みください。
・本書は、「幸せを理解する」「私たちを幸せにするものは何?」「幸せ感度を高める」「幸せを守る」「幸せを実践する」「幸せを見失ったら」という章で構成されており、
◇「幸せスイッチ」をオンにする方法
◇幸せをコントロールする方法
◇幸せの気づき方、味わい方
◇ストレスから自分を守る方法
◇幸せのサンドイッチをつくるための具体的なコツ
など、幸せな気分を増やす方法だけでなく、どうしても避けられない苦境の乗り越え方といった人生を心地よく過ごすためのコツが、気持ちが和むイラストでわかりやすく紹介された内容となっている。
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