久野高司「小さな会社の売れる仕組み」
・本書は、資本力やブランド力のない市場弱者のための戦略的マーケティングを専門とし、これまで個人事業や小さな中小企業を中心に約3,000件200業種の支援を行い、集客・売上UP、利益率向上、顧客層の改善、業務効率化等をサポートしてきた著者が、小さな会社の売れる仕組みの「全体像と組み立ての手順」を日本一やさしく解説した1冊。
・売れる仕組みの全体像と組み立て方には、時代・業種・地域によって変わることのない普遍的な「3つのルール」がある。
※本書では「ルール」という言葉を使っているが、これは「物事の根本的な法則性や原理原則」という意図で使っている。
・そのルールとは、
①戦略設計
②商品設計
③集客設計
という3つである。
お客様が選ぶ立場にあるすべての商売は、このルールから逃れることはできないのだ。
・3つのルールの中でも一番重要なのは「戦略設計」である。当たり前だが、お客様は要るモノは要るし、要らないモノは要らない。
・要るモノがあったとしても、明確な「選ばれる理由」がなければ、SNSや営業、広告を一生頑張っても選ばれる確率が大きく下がるのだ。
・競合・ライバルもあなたと同じように、もしくはあなた以上に資金・人材・時間を注ぎ込み頑張っているので、真っ向勝負すると、基本的には資本力・ブランド力のある強い競合が勝つ。
・だからこそ、お客様が思い浮かべる選択肢の中で「あなたから買いたいれ」とか「この商品がわたしにピッタリ!」と思ってもらえるような、明確な「選ばれる理由」をつくらなければ、どんなマーケティング活動をしても効果が薄くなり、期待した成果がなく、あなた自身が消耗してしまうのだ。
※具体的な戦略設計はどのように行っていけば良いのか、普遍的な売れる仕組みの3つのルール(戦略設計・商品設計・集客設計)の詳細については、本書をお読みください。
・本書は、「『仕組み』の全体像と3つのルール」「ルール1『戦略設計』戦わずに勝つ市場弱者の戦略」「世界一やさしいフレームワーク『戦略5原則』」「『戦略5原則』の実践 強みが見つかる5つの質問」「ルール2『商品設計』売り込まずに売れる商品の作り方」「ルール3『集客設計』マインドフローで整える集客の流れ」「マーケティングとブランディングの関係性」「事例でわかる『小さな会社の売れる仕組み』」という章で構成されており、
◇売れる仕組みで失敗しないための2つの重要ポイント
◇戦略なきマーケティングの5つのデメリット
◇お客様から見てあなたは何屋さん?
◇売り込まずに売れる商品体験の設計とは
◇無料だからこそ良い商品をつくる
◇集客の課題は7つしか存在しない
といった「市場の弱者」のための利益を最大化していくためのヒントが収録された内容となっている。
本書を通じて、自身のアイデアの発見や、やっていることの事業の改善点のあるといった「気づき」が得られれば幸いです。
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