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【PR】荒木洋二「図解入門ビジネス 最新 ブランディングの基本と動向がよ〜くわかる本」


・本書は、中小・中堅企業、スタートアップを対象に広報・ブランディングの内製化を支援するコミュニティを主宰する広報PR歴27年の広報PRコンサルタントの著者が、危機に直面しても誰も見捨てない、情熱にあふれ、芯が強く心待ちが温かい会社になるための第一歩を踏み出すきっかけとなるブランディングの基本と動向について解説した1冊。

・企業は、私たちが生活する社会の中で重要な役割を果たしている。その役割を理解することは、「自分が何のために働いているのか」を理解するための第一歩である。これは、どの業界や業種、規模、部署に所属しているかに関わらず、すべての人に共通することである。
・企業が成長、存続するためにステークホルダーは、必要不可欠な存在である。ステークホルダーとは、企業の成長や存続に影響を及ぼし、利益や損害を共有する関係者を指す。企業のパートナーであり、価値を生み出し、提供する役割を果たすのだ。
・従来のブランディングでは、ステークホルダーの対象が限定されていたが、2015年頃からは、商品やサービスを生み出す社員に焦点を当てたインナーブランディングが注目されている。しかし、その他のステークホルダーは、あまり重視されていなかった。つまり、「ブランディングしたい」対象は、限定的だったのだ。
・本書では、企業のステークホルダーを、
◇経営者/社員
◇顧客
◇取引先
◇株主/金融機関
の4つの主要なカテゴリーに分けて説明している。これらは本来、心理的には企業のすぐそばに存在している。ステークホルダーは仲間であり、常に協力し合う関係である。なので、自社の各部署のスタッフたちは、彼らと日々コミュニケーションを取り合っている。
※主要とする4つの企業のステークホルダーの概要、その他のステークホルダー(メディア/ほ報道機関・地域社会の住民と行政機関)などの詳細については、本書をお読みください。

・現在、ビジネスの現場では、英語やカタカナ用語を使いこなすことが求められている。このような状況の中、ブランディングを成功させるには、現場の担当者が日本語で理解し、日々の業務として取り組むことが重要。
・本書では、「企業ブランディング」について考察している。企業ブランドは、「機能的な側面」と「情緒的な側面」の2つの要素から成り立っている。現代社会は、「感情、感性、共感」が重視される時代だ。これからの企業経営では、これらの要素が最も重要となり、評価の基準となると考えられる。
・企業ブランドとは、基本的に企業価値と同義と考えても問題ない。企業価値は、ステークホルダーからの信頼と共感の総計として定義される。
・企業とステークホルダーの間には、「情報の非対称性」が存在する。これは、一方が他方よりも多くの情報を持っている状態を差す。このため、行動を起こさないと、情報が少なく、相手のことを理解するのは難しい。
・そして、信頼を得るためには、自分が相手の関心を満たす「能力」と、常に誠実であるための「動機」が必要。能力があっても誠実さがなければ、また、誠実さがあっても能力がなければ、信頼は得られないのだ。
※ブランドを構成する2つの価値(能力・動機)の詳細、情報の非対称性を解消した実際の事例について述べられているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「企業の本質と役割」「ブランディングの本質を明らかにする」「ブランディングを始める前に」「実践編①ブランディングの現状診断と魅力の洗い出し」「実践編②ブランディング推進エンジンの仕組み」「実践編③真のブランディングがもたらす企業の未来、社会の未来」という章で構成されており、
◇企業経営の本質を解き明かす8つの軸
◇生活者は情報をどう選ぶのか
◇魅力の見つけ方、舞台裏の照らし方
◇「〇〇〇」は組織開発でも鍵を握る
といった激変する3つの環境(経済・社会・自然)から影響を受けながらも、存続できるブランディングの本質に関する基礎知識と理論について解説し、顧客や写真、報道機関などに長く愛される施策等についても語られた内容となっている。

ブランディング責任者、その現場に身を置いている人たちはご一読ください。

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