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秋間早苗「脳マネジメント 脳を味方にして独自性と創造性を発揮する技術」

・本書は、事業開発や教育、行政など、さまざまな分野の個人・組織に対して、変革の伴走を実践してきた実践者(コンサルタント)であり、20年来、「これからの時代に向けた人や組織、社会の変容をいかにつくっていくか」の試行錯誤をしてきた著者が、「これから」の時代を生きていくためのアプローチである「脳マネジメント」について解説し、「これまで」の「こうあるものだ」というアプローチに対して違和感を持ってしまった人、「これから」に対して主体的に何かをつくろうとしている人たちと共に歩むための視座、補助線を提案するために届けた1冊。
・多くの人が「このままでいいのだろうか?」「このままではまずいのではないか?」という違和感や危機感を大なり小なり感じながらも、「でも、なにをどうすればいいのかわからない」という行き詰まりから、漠然とした閉塞感を覚えているようだ。
・このような危機感や閉塞感、不全感は、個人の日常においても企業などの組織体制においても見られることだ。社会の至るところにさまざまな「生きづらさ」が蔓延している。
・人によってこれらの危機感・閉塞感に程度の差はあるが、大多数の人が「うまくいかない」「どうしたらいいかわからない」と行き詰まり、最終的には「現実は、どうせ変わりっこない」「自分に変えられるはずはない」という無力感やあきらめに行き着いてしまうことも、決して少なくない。
・私たちは、私たちのパフォーマンスを司る脳について無自覚だ。その状態からいかに自覚的に脳を味方にするほうへシフトできるかは、「脳マネジメント」の視座がないことが、隠れた要因となっている。
・脳マネジメントとは、馬の手綱を自ら握って意図した方向へ歩かせるように、手綱をつけて自ら主体的に使いこなす技術のことである。
・脳マネジメントを活用することにより、掴みどころのない「意識」や「マインドセット」について再現性を持った処し方を学びとることができるなど、「目に見えないもの」を扱うための技術でもあるのだ。
※「私たちが生きづらさを感じる理由」についても述べられているが、詳細は本書をお読みください。
・本書は、「VUCAな社会に蔓延する閉塞感・あきらめ・無力感の正体」「人類の進化と脳の暴走」「無自覚な脳を巡る7つの資質」「基本の脳マネジメント 個人が変わる」「私たちの脳マネジメント チームや組織が変わる」「脳マネジメントはVUCAな社会と未来を灯す松明となる」という章で構成されており、
◇脳マネジメントのゴールとは何か
◇脳マネジメントの概要と、個人を変える3つのステップ
◇「エネルギーチャージ」9つのアプローチ
◇チーム・組織における脳マネジメントの3つのアプローチ
といった自分の「ものの見方」をガラッと変え、あきらめかけていたことに対して「できることがある」と勇気を湧くきっかけとなる「脳マネジメント」の概要とそれを身につけるための技術について紹介した内容となっている。
カチコチな人を「イキイキ」に変えてくれます。ご興味ある方はご一読ください。

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