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藏本雄一「仕事のパフォーマンスを最大化する 戦略としての家庭マネジメント」

・本書は、結婚当初の29歳は年商100万円に借金生活であったが、妻や家族の力で人生に変化が起き、妊活コーチングとコーチ養成講座で年商7000万円・累計2億円を突破したベストパートナー引き寄せコーチの著者が、仕事で成果を出すために、家庭を円満にする5つのコツについて紹介した1冊。

・生産性の高いチームの特徴とは、
①チームの「心理的安全性」が高いこと
②チームに対する「信頼性」が高いこと
③チームの「構造」が「明瞭」であること
④チームの仕事に「意味」「見出していること
⑤チームの仕事が社会に対して「影響」をもたらすと考えていること
の5つに集約される。
・そして、この中で一番大事なことは、①の「心理的安全性」であるとある調査で結論づけている。
・仕事では、全力を尽くしていても、上手くいくときもあれば、そうでないときもある。
・どこかに安心できる場所があってこそ、私たちは日頃のプレッシャーが緩和され、問題や課題に挑戦する勇気がチャージされるのではないかと著者は考える。
・夫婦がお互いに心理的安全性が確保され、何を話しても安心という関係性が築けていると、パートナーの安心感が高まり、あなたの仕事のパフォーマンスも上がる。
・逆に、心理的安全性が全くないと、持っているパフォーマンスを発揮できず、「都合の悪いことは伝えない」「全体のことより自己保身が優先」などが起こる。
・誰でも多かれ少なかれ、会社などの社会生活では緊張感を持って生きている。その中で、家庭が安心できるか否かでは大きな違いが生まれていくのだ。

・どこか日本では、「家族は後回しにして仕事で成果を出す」「仕事と家族は別であり、仕事にプライベートなことを持ち込むのはプロとして失格」という空気があるが、仕事と家族は切っても切り離せない関係である。
・家族との間に信頼関係があり、家庭が安心できる場所であるか、もしくは、信頼関係が薄く、安心できない場所であるかは、あなたのパフォーマンスだけでなく、お金・健康・マネジメント力の全てに影響を与えるのだ。
※仕事と家庭が切り離せない理由の詳細は本書をお読みください。

・仕事の生産性と家族の幸せを両立するために、著者は「やることを減らす」ことを提案している。
・人間は「足し算」を意識し、「引き算」を軽視する傾向がある。
・著者は社員規模200名で労働組合がない会社で働いていた時期があり、その時に社員の満足度を上げるために、
□サービス残業を減らす
□長時間かけても、成果につながらない業務を思い切ってやめる
の2つが満足につながると心の底から実感。
・引くことによってイノベーションが起き、スリム化・業績の向上を両立させることができる。
※いくつかその事例が取り上げられているが、詳細は本書をご覧ください。

・本書では、「家庭を円満に保つメリットを知る」「仕事と家庭の時間管理術を身につける」
「家族を運営してチーム運営術を身につける」「幸せを模索してリスク管理術を身につける」「女性心理とコミュニケーションをマスターする」という章で構成されており、仕事のパフォーマンスの最大化ならびに心理的安全性の確保の方法など、仕事もプライベートも充実させるノウハウが収録された内容となっている。

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