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司拓也「自分を守るためにちょっとだけ言い返せるようになる本 声とココロの取扱説明書」

・本書は、ボイスメンタルトレーナーとして、一般の方から、上場企業のエグゼクティブ、トップ俳優、声優、アナウンサー、議員、就活生など1万人の声と話し方の悩みを解決に導いた著者が、今あなたがもち合わせているメンタルの弱さがそのままでも、得たい未来を実現する「伝え方」「マインドセット」「声」のメソッドをイラストなどを通じてわかりやすく解説した1冊。

・人に言われっぱなしで言い返せない人が、自分の心を守るため、ちょっとだけ言い返せるようになるために必要なことは、
①無効化力(相手の攻撃をかわす、弱化する
②カウンター力(相手の攻撃を切り返す、言い返す)
③クッション力(そもそも相手の攻撃に傷つかなくなる)
という3つの基本戦略である。
※①〜③の詳細については、本書をご覧ください。

・攻撃を受けても、自分の心の傷をできるだけ小さくする(ゼロにする)ためには、相手の攻撃をかわす、弱化する「体構え(たいがまえ)」と「言構え(ことがまえ)」がある。
・体構えは、「相手の攻撃の威力を最小限にするまでの体の使い方のスキル」であり、言構えは、「相手から攻撃を受けた際に、あらかじめ言い返す言葉を用意しておいて、その攻撃を緩和する言葉を伝え返すスキル」である。
・この2つ(体構え・言構え)の考え方を取り入れた「無力化戦略」というものがある。この戦略で最初に著者がおすすめしているのが、「ジェスチャー・ファースト」というもので、「いきなり言葉で言い返そうとせず、ジェスチャーから始めよう」という作戦で、手軽に使えて効果が高い。
・「ジェスチャー・ファースト」は、「可哀想な人たちに対して、「仕方ないから反応してあげる」と決めるもので、攻撃してくる人たちの悲しみや寂しさを癒すための存在(反応してあげるキャラ)になると決めるのだ。
・相手がほしいのは、ボソボソとした声での謝罪の言葉ではなく、怒りの底に眠っている無反応に対する「悲しい」「寂しい」感情を満たしてもらうことだけなのだ。
・反応してあげるだけで相手は満足して、攻撃しなくなる。それが演技でも構わないのだ。
※無力化戦略には、「まばたきコントロール」「鎖骨10cmアップ」など合計14の戦略が紹介されているが、詳細は本書をお読みください。

・本書では、タイトルのように、自分を守るためにちょっとだけ言い返せるようになるための方法が、「無力化力」「カウンター力」「ポーカーボイス」「クッション力」の4つの章で紹介されており、「攻撃を受けた時にあらかじめ自分を守る準備」「自分を傷つけずに相手の攻撃にかしこくスマートな言い返し方」「気の弱さやビビりを悟られない声の身につけ方」「相手の攻撃に傷つかなくなる心の作り方」が合計44の項目で紹介されている。

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