フーデリスタッフ向けサービス考えてみた
今では当たり前になりつつあるフードデリバリー。
街中で見ない日はないですよね。
ウーバーイーツ、出前館、Woltなど様々な企業が展開しており、幅広い飲食店の料理を家にいながら楽しめる、便利なサービスです。
配達スタッフは上記の企業と業務委託契約を結び、個人事業主として活動する仕組みです。
アルバイトより手軽に好きな時間で働けるのが魅力として、配達スタッフ登録する方も増えています。
今回は、そんな配達スタッフ向けのサービスを考えてみたので、書き綴ろうと思います。
フートデリバリーの実態
配達スタッフ向けのサービスを考える上で、配達スタッフがどのように働いているのか知るのが重要ですよね。
そこで、実際に配達スタッフを少し経験してみました。
その中で、ざっくり分かったのは下記のこと。
1回の配達平均20分、1時間で平均2~3件、自給換算900~1200円程(自転車の場合)
自転車よりバイクの方が広範囲に対応でき稼ぎやすい
需要の高いエリアに行かないと稼ぎづらい
天候不良等で需要増・供給減の場合は報酬UP
夏場・冬場は稼ぎ時でもあり、過酷でもある
待機時間は暇を持て余す
拘束(稼働)時間が自然と長くなる
1日稼働するにはモバイルバッテリーとWi-Fi必須
自宅待機で通知来たら行くという働き方も
ピークタイム以外は稼げない
などなど。
配達スタッフは「気軽」に働けるのが魅力ではありますが、しっかり働かないと稼げないのも事実です。
その上、通知が来なければ1時間なにもなく終わることもあります。
一方、アルバイトであれば、忙しかろうが暇であろうが1時間分の給料が必ず発生するので「気楽」なものです。
また、屋外での活動になるため、雨の日や真夏、真冬は過酷な労働となり、熱中症対策や防寒対策は欠かせませんし、待機時間はより暑さや寒さを感じやすく、手持無沙汰で時間を浪費してしまっている感覚にもなります。
結果、ピークタイムに2~3時間だけ稼働したり、自宅待機して通知が鳴ったら稼働するくらいが働き方としてはベストな気もしますが、ピークタイムだけ稼働するではせいぜい小銭稼ぎにしかならず、自宅待機は主要エリアに住んでないと厳しいです。
そこで考えたのが、配達員の休憩所「DELI STOP」です。
配達員の休憩所「DELI STOP」
どんなサービスかというと、配達スタッフが配達の合間に待機するスペースを提供するものです。
コワーキングスペースと仕組みは一緒です。
このサービスの特徴は以下のとおり。
充電コンセント・Wi-Fi完備
デリバリーバッグ・自転車のレンタルあり
スポット利用と継続利用の2パターン
スポット(ビジター)利用はワンドリンク制
継続(メンバー)利用は月額制で何度でも出入り可能
避暑地・避寒地として活用できる
稼働中の手空き時間を有効に使える
昼ピーク後から夜ピークまでの一休みに
配達スタッフ同士のコミュニティも形成可能
とこんな感じです。
配達スタッフが待機時間を快適に過ごして、配達業務をより円滑に行えるようにすることが目的です。
立地イメージは、高需要エリア周辺のオフィスビルの1階テナントなど。
ラウンジのような簡素で開放感ある空間を想定。
基本的には壁や窓向かいの1人席。
ビジター利用はメンバー利用より割高ですが、週末の昼のピークタイムと夜のピークタイムのみ稼働する人にとってはお得。
昼稼働後、ワンドリンクで夜まで時間を潰して、夜稼働するといった利用ができます。
その時間は、空調の効いた部屋で読書やYoutube、パソコン作業をして有意義に過ごせます。
スマホも夜稼働に向けて充電できます。
ただ、1度外に出たら再入場にはまたドリンクを頼む必要性がありますので、こまめな休憩には使えません。
メンバー利用は、月額料金(仮に5,000円とする)で何度でも出入り自由です。
もちろん、ドリンクを頼む頼まないも自由。
週末のみの稼働だと5,000円÷8日間で625円/日となり、配達1.2件で回収できます。
本業として20日稼働するとしたら、5,000÷20日間でたったの250円/日で利用できます。
特徴をざっと語りましたが、
課題も山盛りです。
1つは、自転車・バイクを止めるスペース。
需要の高い中心地は、駐輪・駐車スペースをなかなか確保できません。
配達スタッフに自転車・バイクは必須なので、それを無料で止められる場所も提供できなきゃ意味がないですよね。
場合によっては、路駐をする人が出てきて周囲に迷惑をかけてしまうリスクも考えられます。
2つ目は、配達スタッフが集まることの弊害。
お店から近いスタッフから順に通知が行くシステムみたいなので、一箇所に固まってると奪い合いになる恐れも。
その結果稼げなくなるのであれば、デメリットになりますね。
とまあ、こんな感じで改善点も多いアバウトな構想です(笑)
実際に配達スタッフされている方がいれば、是非サービスについてコメントもらえると嬉しいです。