見出し画像

猫を20年に渡って5匹飼った結果、気付いた事7選

1,毛色で性格が分かる?

猫と暮らしていると、毛色によって性格に違いがあるように感じる。たとえば、茶系の猫はおとなしく、少し臆病で、慎重に周りを観察する頭の良さがある。一方、キジトラ柄の猫はまさに自由そのもの。身体能力が高く、何事にも好奇心旺盛で、本能のままに突き進む。

こんなふうに、毛色ごとに違う個性を見せてくれる猫たち。その姿を眺めていると、自然と彼らの奥深い魅力に引き込まれてしまう。どの猫も愛らしく、暮らしを豊かにしてくれる大切な存在だ。


2,家が壊れる

猫なんて小さな動物だからと侮るのは危険だ。2匹以上になると、じゃれ合いや喧嘩で家中を駆け回り、バタバタとまるで小さな嵐が吹き荒れる。特に5歳以下の若い猫たちは体力が有り余っているので要注意だ。10歳くらいになればだいぶ落ち着いてくるが、それまでの道のりは長い。

壁紙は剥がれ、柱には爪痕が刻まれ、床は傷だらけ。畳やカーテンもあっという間にボロボロになる。PCやスマホのケーブルは何本も噛み千切られ、靴紐だって無事ではいられない。網戸も、気を抜くと破られてしまう。そんな毎日だが、不思議と腹を立てる気にはならない。むしろ、「元気が何より」とつい笑ってしまうのだから、猫の魅力は計り知れない。


3,寿命は結局遺伝子で決まっているのかも

猫の寿命は、環境や食事よりも遺伝子に大きく左右されるのかもしれない。実家のキジトラのメスがその良い例だ。この猫はワクチンも打たず、いつも鼻水を垂らしていた。外にも出るし、チョコレートやアイスクリームなど、本来なら食べさせてはいけないものまで口にしていた。それでも彼女は20年以上生き抜き、最後の瞬間までその生命力を見せつけてくれた。

息を引き取る直前、顔や眼球が硬直し始めても、心臓はまだ動き続けていた。その姿はまるで、限界を超えて生きようとする意志の表れのようだった。どんな暮らしをしていても、彼女の中には強靭な生命力が宿っていたのだろう。


4,とにかく鳥に反応する

猫の狩猟本能は侮れない。実家で飼っていた2匹の猫は、ベランダに来たスズメを狩り、そのまま食べてしまったらしい。後にベランダを確認すると、そこにはスズメの羽や骨の残骸が散らばっていたという。まさに本能のままの行動だ。

今、我が家で暮らしている八割れ茶トラも負けてはいない。ある日、2階の網戸に突進し、そのまま突き破って1階の屋根にいた大きなカラスを襲おうとした。しかし結果は失敗。カラスはすぐに逃げ、茶トラは屋根から庭へ落下。その衝撃か、彼は3日間行方不明になってしまった。

心配していたが、小動物用の罠を仕掛けたところ、無事に捕まり怪我もなく戻ってきた。その顔を見たとき、怒るよりもまず安堵の気持ちが湧いてきた。カラスに挑む無謀さと、家に帰ってきた安心感――猫たちはいつも私たちに、驚きと心配、そして笑いを届けてくれる。


5,薄情な生き物である

猫は案外、薄情な生き物なのかもしれない――そんなふうに感じることがある。ある日、ウチの猫が脱走し、数日後に戻ってきたのだが、以前の生活をまるで忘れてしまったかのようだった。仲が良かったはずのもう一匹の猫にはシャーシャーと威嚇し、私のことも知らない人のように警戒しているように見えた。まるで記憶をリセットされたかのようだった。

実家の猫も似たようなことがあった。相方が亡くなったとき、その亡骸を見ても特に反応はなく、少し鼻を近づけた後は水を飲んで、何事もなかったように伸びをしていた。調べてみると、猫には「悲しい」や「寂しい」といった感情はあまりないらしい。淡々と現実を受け入れ、日々を過ごしているのだろう。

その姿に冷たさを感じる一方で、「今」を生きる彼らの潔さに学ぶべきこともあるのかもしれない。過去を振り返らず、悲しみに縛られることなく、ただ今日を生きる。その在り方に少し羨ましさすら覚える。


6,そのうち会話が出来るようになる

年を取った猫とは、まるで会話ができるような気がすることがある。若い頃は自由奔放で、こちらの言葉などどこ吹く風だった猫も、年齢を重ねるにつれて、こちらの気持ちや言葉に敏感に反応するようになる。

たとえば、「ご飯にする?」と声をかけると、のそのそとやってきて「にゃあ」と一声返してくれる。その声が、まるで「そうしようか」と答えているかのように聞こえるのだ。また、調子が悪そうなときに「大丈夫?」と尋ねると、じっと目を合わせてくる。その目には、「わかってるよ、ありがとう」とでも言いたげな温かさが宿っている。

年を取ると動きは鈍くなり、昔のようなやんちゃさは影を潜めるけれど、その分、こちらと心で通じ合っているような感覚が増してくる。猫と一緒にいる時間が長くなるほど、言葉にならない「会話」が生まれるのだろう。そんなやり取りができるようになると、猫との暮らしがますます愛おしくなる。


7,結局水分

猫の健康を守るには、食事と水分摂取が何より大事だと実感している。実家で飼っていた2匹の猫は、私が成人して家を出た後、どちらも尿路結石を患ったそうだ。とくにオス猫はリスクが高いといわれるが、まさにその典型だった。
ウチの3匹のうち1匹も、生後半年で尿路結石寸前までいった。なんとか手前で食い止めることができたものの、それ以来、水分をしっかり摂らせることに全力を注いでいる。ウェットフードを中心にしたり、水を飲みやすいように工夫したり。その甲斐あってか、ここ7年間、3匹とも健康そのもので、病院にお世話になることは一度もない。

猫は自分で健康を守ることができないからこそ、飼い主が注意を払う必要がある。食事に気を付ければ、病院知らずの元気な生活が続くのだと、今では心から実感している。



私が開発した鹿肉の健康ペットフードはこちら☟☟


鹿肉健康ジュレのレビュー↓↓


ふるさと納税はこちら☟☟


いいなと思ったら応援しよう!