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猫のごはんは一日何食がベストなのか


猫の食事回数については、飼い主の間で議論が分かれる問題である。
私も飼い始めの頃、周囲の猫好きに尋ねてみたが「うちは1日2食だよ」「いや、4回が普通じゃない?」など意見が見事にバラバラで、何の参考にもならなかった。

猫の消化能力


考えなければならない事は、まず猫の消化能力についてだ。
猫は、もともと野生下では小動物を狩り、小さな食事を数回に分けて摂取する生活を送っていた。これは、猫が小動物を捕まえたタイミングで少量を食べるという、いわば「ちょこちょこ食い」の習性である。
ウチの実家の猫も、少量を一度に食べたあとに寝て、またしばらくすると少し食べるというパターンを繰り返しており、まさにこの「ちょこちょこ食い」タイプだった。
こうした習性から、猫の消化器官は少量を頻繁に摂ることに適応しており、一度に大量の食事を与えると、逆に消化に負担がかかる可能性があると言われている。


空腹時の行動


次に、空腹時の猫の行動について考察しよう。
猫は空腹になると、その要求をさまざまな方法で示す。
特に朝方や夜中、飼い主を「ごはんくれ!」と叩き起こしにくることも多い。私も毎朝、猫に顔を踏まれながら起こされる身であるが、これは猫の体が定期的な栄養補給を求めているからだと考えられる。
空腹の時間が長くなると、胃酸の過剰分泌が起こり、胃に負担がかかる可能性があるほか、食事が不規則であれば猫にとってストレスの要因にもなりうる。そのため、猫の健康とストレス管理を両立するためには、一定の間隔で食事を与えることが理想的だと言える。


それでは、具体的に一日何食が良いのか。
一般的には、猫の食事は1日2〜4回の分割が推奨されている。
例えば、朝と晩の2回のみの食事だと、空腹の時間が長くなりがちなため、朝、昼、夕方、寝る前の4回に分けるのが理想的とされることが多い。

私も以前、2回だけの食事でやってみたところ、早朝4時ごろに毎朝「腹減った」攻撃を受け、根負けして3〜4回に分けるようにした結果、平和な朝を迎えることができるようになった。
特に日中、長時間家を空ける飼い主にはタイマー付きの自動給餌器の使用も推奨される。自動給餌器を使うことで、猫の空腹が和らぎ、安心して過ごせる時間が増えるのだ。


なお、猫の食事回数は、年齢や活動量、体調などで変化する。
特に、子猫や高齢の猫は少量ずつ頻繁に食べるのが望ましいとされ、個々の猫の状態に応じた食事が必要である。
私の知人宅の高齢猫も1日4回食のリズムで過ごしているが、その人の話では、この頻度が愛猫の健康維持に非常に役立っているという。
したがって、最適な食事のペースは個体により異なるため、猫の様子を観察しつつ、無理のないペースで食事を与えるのが適切だと思う。



猫の食事は単なる栄養補給の手段にとどまらず、生活リズムやストレス管理にも密接に関わるのではないかと思う。
私自身も何度か食事の回数を変えながら試行錯誤してきたが、結局のところ、その猫が快適に過ごせる食事スタイルを見つけるのが最も重要だと感じている。


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