見出し画像

こもり旅感想文#2

2024/10/31(木) AM8:22記 

気づけば10月も終わりですね。
最近,猫が布団の中に潜り込んで来るので,我が家では既に冬の足音が聞こえています。

さて,2回目のこもり旅感想文。

今回も想像旅行・時間旅行へと誘ってくれた記事を昨日までに3本セレクトしました。

僭越ではございますが,当方の拙い感想を添えてご紹介いたします。

セレクト基準は曖昧で適当ですが,時間旅行や想像旅行に連れて行ってくれるか否か。
それと,作者の篭もりや子守りを感じられるかどうか。

書き手も読み手も動かざる旅を体現又は体験!と思わせるような記事を私個人の裁量でチョイス。

それではご覧ください。

No.1:秋晴れにKhruangbinがバッチグー|日記|トウ さん

皆さん面白いno+e記事ってどうやって探されてますか?
ホーム画面のおすすめ記事は,アルゴリズムがバグってるのかと思うほど,興味がそそられない。
私の初期設定ミスなのでしょうか?

待っていてもやってこないなら,自ら掴みに行くのみ。

検索欄にこう入力しました。

『バッチグー』

そうです。死語です。

こんな言葉がタイトルやタグに含まれている記事は,面白いに違いない!という目論見。

そして,出会ったのです。

トウさんに。クルアンビンに。

洋服好きなのに音楽だけはイマイチ傾倒できない私が,引き込まれました。

いや,引き込まれたというより自然体でいられる凪のような。

まさにクリエイターさんの形容表現通り。

自分の足で稼いで辿り着いた記事。

素敵な文章と音楽のおかげで,何だかいい日になりました。

Khruangbin知ってますか?クルアンビンと読みます。

アメリカの3ピースバンドで、ゆったりとしたグルーブと、無国籍なサウンドが特徴的です。

〜中略〜

そのKhruangbinを今日は朝、聴きながら出勤しました。

これから仕事だというのに、サウナで言う整った状態になり、「今日は何だがいい日になりそうだ」とも思えました。

一部抜粋



No.2:たかがパンツ。|大塚ぐみ さん

されどパンツ。

誰もがそう思う顛末が待ち構えていますので,乞うご期待。

このキテレツ大百科は私の手に負えないので,感想文の執筆は諦めました。

よって,ユニクロのシームレスパンツ(エアリズム?とにかく得体の知れないテロテロした素材のやつ)に対する苦言だけ呈して終わりにします。

あれ,すっごい嫌い笑

いや素晴らしい商品なのは理解してますよ!
楽そうだし嵩張らないし乾きも早そう。
機能面ではセンス◯。

そして,色気がないとかそんな低次元の話でもないんだ!
むしろ良い!ちょっとダサいくらいが……(おっと無駄に性壁を曝け出してしまった)。

では何が嫌いかと言うとですね。

兎に角,干しづらいんだ!
加えて畳みづらい!

イーーッてなる!
床に叩きつけたくなるんです。

実際何度か叩きつけました(ごめんよ僕のファイヤーボールby中村名人)。

同素材のブラトップもギルティだ。

仕様人への思いやりに欠ける仕様。

センス✖️。

現在は「ideas for life」の技術力に頼って乾燥機付きの洗濯機を採用しているため,乾燥後に収納ボックスにそのまま投げ込んでいるので,良いんですけどね。

始めに断ったとは言え,感想文でも何でもないなこれ笑

老若男女笑える記事ですので,ぜひお目通しのほどを。

お気に入りのパンツってありますか。

私は、専門店やあらゆる素材や上下お揃いなどの諸々を経て、ここ数年、ユニクロのシームレスなやつに落ち着いている。

とにかく、アウターにラインが響かないところが非常にいい。

パンツたるもの、忍びの如くあるべし。

ラインが出ないことを優先すると、Tバックも候補に入ってくる。

〜中略〜

そして数年後、時は2021年3月。
私は背中の良性腫瘍(Bカップぐらいある、そこそこでかいやつ)をとることを決めていた。

全身麻酔の手術になるし、二泊三日だか三泊四日だか、それぐらいの入院である。

日数分の下着が必要だった。

ユニクロシームレスの在庫は4枚。
前日はいているものは洗濯のため持参できないから、できればあと1枚、入院バッグに入れておきたい。

私はあのTバックたちを思い出した。

一部抜粋


No.3:物に溢れた世界に物を生み出すこと|
アンナ ‖ RINMO さん

最後くらいは真面目に。
これでも洋服屋ですから,ファッション関連の記事をピックしてみました。

デザインとは何か?

畑違いの技術職から転職した私が常日頃,考えていたこと,モヤモヤしていた気持ちを代弁してくださったような文章です。

デザインとは設計管理活動そのもの。

計画・検討・検証・評価のPDCAを回して課題解決のため,より良いモノ・コトを生み出すプロセスなんです。

つまり,完成品の造形や意匠だけを指す言葉ではないと言うのが私見です。

しかしアパレル業界では,上記の用途に限定して使われている場面をよく目にします。

「デザインが効いてますよね。」
「凝ったデザインですよね。」

などなど。

言葉は生き物なので,界隈でそのように活用されることが間違いだとは思いません。

意匠もデザインの一部ですから。

でもそれだけではないという事実を理解されないまま言葉が一人歩きしている嫌いはあります。

製作はある種,孤独な戦いというか産みの苦しみを伴うでしょうから,篭もることもあるかなと思い,ご紹介しました。

『RINMO』のジュエリーを取り扱えたら,少しはワクワクしながら店頭に立てるんだろうな。

そう思えたデザイナーさんの記事,どうぞ召ませ。

ファッション関係の方は特に。

ジュエリーブランドを作ろうと決意し無事にリリースすることができました。

課題が転がる社会で
ブランド立ち上げに至った経緯を簡単に。
私はイタリアの大学でプロダクトデザインを学びました。教授のいちばんの教えは「私たちは問題を解決するためにデザインをする」ということ。

解決すべき課題が社会にはこんなにもたくさん転がっているのに、課題解決はデザイナーの役目なのに、どう解決するのか分からない。
分からないまま、やるせない思いでデザイナーとしてのキャリアを積んできました。

大好きなデザインをする喜びの裏で、社会課題を無視していることへの罪悪感もずっと抱えてきました。
クライアントの課題を解決しているかもしれないけど、私が本当に解決したいと思う社会課題は何も変わっていないし、むしろ社会の課題を作ることに加担してしまっているかもしれない。

〜中略〜

物に溢れた世界に物を生み出すこと
もっとインパクトを大きくしなければという想いと、やっぱり私には物作りしかないという想いで、2023年ジュエリーのブランドを作ることを決意。

何年も前に、あるプロダクトデザインのコンペの最終選考会で審査員の方に言われた「物に溢れたこの世界に、本当に生み出す必要のある物なのか、考えてください」という一言を何度も思い出しました。当時、ただ物作りが好きだという気持ちだけで作っていた私には、重く響いた評価でした。

物を作り出すということは、必ず環境にも人にも負荷がかかります。それでも何かを作るなら、その負荷を相殺するだけの価値と社会を動かす力が絶対に必要です。
その覚悟をもってRINMOというブランドの立ち上げを決めました。デザインの設計から生産、発送まで、1つ1つ丁寧に意思決定しながらブランドを作っています。

素材をリンネの輪に戻す

一部抜粋


如何だったでしょうか?

実は今回,移動中の新幹線で筆を取っております。
想像旅行に連れて行ってくれた記事の感想を,自身の現実旅行の最中に書いたというオチ。

旅行の土産話は次回記事にしますので,よろしければお目通しください。


さて当マガジンの感想文は週1更新が目標!

懐かしの『週刊ストーリーランド』に準えて毎週木曜PM8時頃を目途に投稿することにしました。

面白そうなクリエイターさんをご存じの方,コメント欄でご教示いただければ幸甚です。

お休みなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?