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新春を寿ぎ謹んで遺書を朗読する父

2025/1/4(土) PM0:36記 

恭しく新春の寿ぎをお慶び申し上げます。

1/1〜1/3まで息子と男2人で実家に帰省していました。

往路復路ともに特急列車と新幹線の旅。

駅弁と飲み物を買って,2人で楽しんでいると息子が一言。

「これ居酒屋新幹線やん。」

おや,お気づきでしたか笑

「ススムさんの真似しました。」

正直に自白したところで,いつものようにno+eで日記を書こうかとスマホを手に取ろうとしましたが,気が変わりました。

代わりに取り出したのは,読みかけのとある本。

『現代の拷問』 高村 嵒夫氏 著
お正月に読む本ではないですね笑


左頁の中盤以降に記載されている「役人勤めのコツ三カ条」の(三)が,やけに響く。

役人でもないくせに笑

今年はこのスタンスでいこう。


no+eも家族との思い出備忘録として綴り始め,日記は何となく毎日つけるものだという固定観念から,毎日分の投稿を継続していた(毎日投稿ではなく書き溜めた分をUP)。

でも,三が日くらいはサボろう。

というか特筆すべきことが起こったら綴れば良いか。

元々,備忘録だし。

今年はアナログ媒体を読むことに,去年より比重を傾けよう。
そう思った。



そんな自分を甘やかす決意をしながら,揺られること数時間。
あっという間に地元の駅へ。

実家の隣に住む次男の弟家族と,婚約者を連れて来た末っ子の弟が集った実家。

相変わらず麻雀の腕が錆びない甥っ子

かつて家庭教師をしていた教え子宅に挨拶がてら突撃して,ぜんざいとお茶をいただいて帰る私と三男

ゼクシーの偉大さを語る弟のフィアンセ

初のカラオケで国歌を熱唱する我が息子


流石はお正月。
特筆すべきことのオンパレード。

しかし,最もセンセーショナルな出来事と言えばこれだろう。


新春を寿ぎ謹んで遺書(ドラフト版)を朗読する父


元日に!?

と思ったが一堂に会する機会も少ないし,痴呆になる前に共有しておくことは悪手ではないのかもしれない。

父は毎日欠かさず,飲酒喫煙を継続している頑張り屋さんなので,おそらく短命だろうから。

『遺書』 父 著
初版2025年1月1日


翌晩はわざわざ来てくれた三男の婚約者に,結婚式の会場や日程などを根掘り葉掘り聞いていた。


婚やら葬やら日替わりで,忙しい男だ。

その様子を見て暫くは問題なかろうと思いつつ,せっかくワープロで作成した力作だ。


一応,大事に持って帰ろうかと行きの新幹線で読んだ,あの本に挟んで栞にして差し上げた。

『現代の拷問』に挟まれる『遺書(DRAFT版)』


やんごとなき出来事だったので,昨日自宅に戻っても何となく挟んだままにしておいた。


以上,長きに渡り改訂され続けますように。

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