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見た目は大人,頭脳は子供
2024/8/4(日) AM11:55記
県内でも全国区と言って良い祭の花火大会が,8/2・8/3の2日間に渡り,開催された。
100万人以上が来場した年もあり,著名人がお忍びで観覧することもあるため,ご存知の方は多いかもしれない。
私は恥ずかしながら存じ上げなかったのだが,秋田県大仙市,茨城県土浦市と並んで『日本三大花火大会』と称されているらしい(根拠や命名者は不明のようです)。
予備知識はおろか,いまだこの大花火を拝見したことがない。
川の花火は海とは一味違う臨場感なのだろうと興味はありつつ,行き帰りの混雑に巻き込まれることが億劫で1歩を踏み出せないまま十数年。
私が二の足を踏んで飛び越えられずにいる壁を,遠路はるばる滋賀県から,旧友が家族と共に越えに来たのは昨日のこと。
たまたまチケットをお店の方のご好意でゲットすることができ代わりに預かっていたので,道すがら私がいる街によって回収するついでに皆んなで昼食を。
私が退職した際に向こうへ遊びに行ってお世話になったっきりなので,約2年ぶりの再会。
友人は1つ下で小中が同じ,小学生の時は一緒に少林寺拳法を習っており,高校の時はたまたまバイト先が被り,そこから長らく親しくしている旧知の仲。
奥さんも中学の同級生で,旧姓で呼び捨てにできるくらいなので夫婦2人とも気心知れた関係のため,テーブルを囲んで休憩がてら談笑。
久しぶりに声に出して笑った気がする。
特に奥さんは,ここぞとばかりに友人の悪態をついていた。
端的に言えば子供が1人増えたのと変わらない日常ということらしい笑
小学生になるお子さんが2人いるが,面倒事が3倍になっている,むしろ子供はもう高学年でまだ聞き分けが良いので,友人が1番厄介だそうだ笑
我が家に寄ることが決まった瞬間に,本来旦那サイドである私に愚痴ることを大々的に友人へ宣言してから出発したと言っていたので,よっぽどなのだろう。
でも聞いているとバカバカしくて,笑ってしまった。
例えば,子供に買ったお菓子まで全部食べてしまうとか,何でもかんでも奥さんに聞くとか。
私が友人の肩を持つ訳もなく,子供にとっては良い反面教師だねと話していた。
他人事だから笑っていられるが身に降り掛かったら,たまったもんじゃないと思いつつ,何となくそうじゃないと友人が友人たらしめる個性が消し飛んでしまう,そのことを私も彼の奥さんも何となく分かっているから,笑い話で終わってしまう。
相変わらず良いキャラクターである。
デカい図体のくせに自分の家のように横になり,アイスコーヒーを飲み,台風のように去って行った。
私は彼を海賊だと思っている。
川の花火が性に合うと良いのだが……。
そんな無用な心配をしながら,その日の夜,YouTubeのLIVE中継で彼ら家族が観ているであろう花火を私も画面越しに眺めたのである。
以上,今日誕生日を迎える友人が僅かでも成長して奥さんの負担が減りますように。