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#4 忙殺系パン屋のお局に耐えられないこと

前回の記事では、お局の小言をどう対応するか。ということを話しました。
今思えば、とっても単純でちょっと煽てれば機嫌良くなる、おばちゃんだったのかもしれません。

ただぁ!!!
塵も積もれば山となる!!!
そうやって最初はヨイショヨイショして、機嫌良く働いてもらえたらラッキーと思って、お局の小言もいいように切り返して、どうにかどうにか過ごしてきていたけれど…

質問返しのネタもそこをつき、私も働き始めて時間が経つと、教えてもらう立場ではなくなっていき…
ついにイライラをぶつけられるサンドバッグになりました😇

お局さんは私のことを(多分)嫌いなわけではないのですが、なぜか私に当たるのです。

私ではないアルバイトや、パートさんのちょっとミスを、「〇〇(私)!これやったらダメって言ったよね?!」 と唐突に怒られ、「そ、それ私じゃないです😭」と言ったら、「じゃあその人に言っといてよ!!!」と返されるのです…

((((いやあなた、社員だよね!?アルバイトの指導アルバイトに託すなよ!!!!)))

と思っていました。さらに機嫌が悪くなるのでもちろん言いませんが。

ちなみに、そのミスをしたパートさんは、店長のお知り合いで、忙殺すぎるため休日だけ手伝ってもらっている人だったので、たぶんお局さんも言いにくかったんだと思います、たぶん。

でも、そのパートさんは本当に優しくて、「とっても言いにくいんですけど、、、」とそのミスの話を話すと、「え!そうだったの!?ごめんごめん!」というような会話をしてくれる人だったので、むしろこのお局に嫌味ったらしく注意されるより、私がこっそり言ったほうがいいかも…と私も思って伝えたのを覚えています。
でも、本来自分の立場でやることを、イライラ任せに私に押し付けたお局さんのことを、学生の時の私は許せませんでした。(私も私で器はちっちゃい方です)

仕事中のイライラをぶつけられるのは、いつも私だけでした。それは他の人から見ても、なんでなんだ?というくらい明白で、私は昔から「人から嫌われる、悪意を向けられる」ということが人一倍苦手だったので、たとえペアじゃないとしても(複数台ある)レジのどこかにお局さんがいると頭やお腹が痛くなるようになりました。

なぜ卒業まで耐えられたのか

そんなこんなで、苦しみながら働いていましたが、結果的に、私は大学卒業までの2年丸々働き続けることができました。

そんなに嫌いなお局さんがいたのに?
日々イライラで当たられるのに?

それは、いつもメンタルケアをしてくれる若い社員さんや、アルバイト仲間がいたからでした。
仲間がいたからなんて、ありきたりだけど、その存在に私は確かに救われていました。

接客スタッフには、レジ以外にも、パンの陳列、揚げ系パン・サンドイッチ製造、ドリンクコーナーの担当があって、その担当の場所はレジとは離れているのに、どんどん顔が死んでいく私の様子を見て、仕事を頼みがてらレジから出してくれたり、レジの中でもお局と1番遠い立ち位置にしてくれたり、いろんな配慮をしてくれました。

直接助けることはできなくても、話は聞くよとたくさん話も聞いてくれたし、若い社員さんは接客スタッフの長に、私が相談しにくいことを伝えてくれたりしていました。

(その長は基本的には優しいのですが、直接「もうレジ嫌だし、部署変えてくれないなら、やめます」と伝えた時、「これから先のあなたの人生には、ああいう人はたくさんいるから」と流された過去もあり、その後あまり相談はしにくかったので、若い社員さんが伝えてくれていたようです)

その甲斐あってか、レジではない担当にしてもらえることができて、レジが大忙しになったらヘルプでレジに入ることはありましたが、ヘルプ程度の短時間であれば、少々イヤミを言われても平気になっていきました。

忙殺系パン屋で学んだ大切なこと

結局卒業まで無事に働いて数年後の今、あの頃の自分を思い返すと気づくことがあります。

①長いものに巻かれるのは恥ずべきことではない。
②相手を理解できないことに悩まない
③仲間を大切に

とっても単純なことだけど、あの頃の私はすごく悩んでいました。

長い長い、パン屋のお局の話はこれで終わりです。
次回は、このパン屋での経験から学んだことを、簡潔にまとめることにします。いつも支離滅裂、まとまりのない文章ですみません。

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