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ニキビと私とマスク

私のマスク事情についてです。

新型コロナの影響でマスクを常時マスクを付けるようになりました。外出はもちろん、部屋にいる時ですら、マスクをするのが当たり前なご時世です。もはやこの状況に慣れすぎて、マスクを外すだけなのに、服を脱ぐような恥ずかしさを覚えてつつあります。私だけでしょうか笑。

花粉症で毎年春はマスク生活を余儀なくされていた事もあり、マスク自体はそれほど嫌いではありません。ですが、重大な問題があります。

それが「ニキビ」。

元々ニキビが出来やすい体質で、中高生の頃はかなり悩んでいましたが、思春期が終わり、大学生になってからは落ち着いていました。それがこのコロナを機に再発。マスクと当たる頬の部分がポチポチと赤くなってしまうのです。せっかく治ったと思ったのに、あーあ。

初めの頃は市販の塗り薬で何とかなるだろうと思っていましたが、甘かったです。日に日にニキビの数は増え、別の皮膚病ではないかと疑う程に悪化していきました。

マスクのおかげで普段の生活ではバレないのですが、食事の時には見せなくてはいけません。一番酷い時はニキビを曝け出すのが嫌すぎて、親友からの食事の誘いすら断っていました。申し訳ない気持ちも強かったけど、それでも頑なに行かない程悩んでいたのです。

流石にどうしようも無いと思って、皮膚科に行きましたが、塗り薬の効き目が強すぎて、余計に悪化する始末。痛くて、茹でダコみたいに真っ赤っかになった自分の顔を鏡で見つながら、絶望的な気持ちになったのを覚えています。

それがちょうど7月の話。マスクパニックがようやく下火になり、各社が開発した布マスクが市中に出回り始めた頃です。

それまでは花粉症用に家に溜め込んでいた紙マスクを使っていたのですが、とうとうストックが切れたしまいました。紙マスクを入手するのも中々難しかった時期だったので、試しに布マスクを買ってみました。一時話題になっていた、初代のUNIQLOのエアリズムマスクです。

息苦しいしなぁ、蒸れるなぁと思いながらも付け続けると、なんとあの頑固なニキビ達が治り始めました!ええっ!?

情けないですが、布マスクに変えるまでずっと、ニキビは自堕落な生活が原因だと思っていました。(いや、たぶんそれも多少あるんですけどね)

でもまさか、自分をウイルスから守ってくれる紙マスク様が悪さをしてるなんて、全く思っていなかった訳です。

あれだけお金をかけて薬とか色々試したのに、答えはここにあったんかー、と拍子抜けしましたね。監禁されて脱出方法を一杯考えたけど、そもそも扉には鍵すらかかってなかったみたいな、そんな感覚でした。

それからは完全に布マスクに切り替えました。本当に紙マスクが原因だったのか気になって、興味本位で紙マスクに戻してみたのですが、すぐにニキビが再発したのでやめました。やっぱり私は布マスクじゃないとダメなようです。

ちなみに布マスクは洗濯機で洗うよりも、無添加の石鹸を使って手洗いした方が良いです。中にはマスクに残った化学洗剤の成分に反応してしまう人もいるからです。

いちいち手で洗うのは面倒だろうと思っていたのですが、いざやってみるとそれほど苦ではありませんでした。この5分の手間であの酷いニキビから解放されると思ったら、継続できます。

あと寝る時にもマスクをしています。冬になると寒くて布団を顔まで被ると思うのですが、その時に布団に付いた菌やホコリが肌荒れの原因になることもあるようです。実際に就寝中もマスクを付けるようにしたら、よりニキビがマシになりました。

個人的にはこのコロナ禍が終わっても、布マスク細々と売り続けて欲しいです。特にUNIQLOはコスパが良いし、サイズも色も豊富なのでやめないでいただきたいですね。この声がお偉いさんに届きますように。





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