再びA君襲来
A君から、珍しく半年以上連絡がありませんでした。
私はすっかりA君の存在を忘れていました。
ある時大学が同じで、実家に住んでいるPちゃんから珍しく電話がかかって来ました。
「どうしたん?Pちゃん?私ね、また大学病院戻っちゃってねー。Pちゃんは?」なんて自分の話してたら
Pちゃん「私は地元で養護教諭見習いをしてるよ、ペアの人がちょっと嫌なんだけど、何とか乗り越えて自立できたらなぁー」
私「すごいねーいずれは1人で保健室とか?」
Pちゃん「うん!あ、あのねーそう言えば、前一緒にうち来てた、A君て、どうなった?」
私「あ!忘れてたわー笑笑。もういいっかなーと思ってて。」
Pちゃん「そうなん?あのね、今ね、A君が、私の家に来てるから電話替わるね。」
え?はいー?
A君「A君です」
ホラー映画の様でした。
私と連絡が取れないから(寮を出てPHSを持った事を伝えていませんでした)
はるばる、Pちゃんの山奥の家に6時間かけて、私の消息を聞きに来た様でした。
こんな場面で別れ話をするわけにもいかず
「また、連絡する!」と言って、私のPHSの電話番号を知られてしまいました。
ぶっちゃけA君への熱情は完全に冷めており、自然消滅してくれれば、と思っていました。
でも、なんとなく疎遠になってゆく、と言う作戦は無理そうでした。
しかし、会って決着という訳にもいかず(面倒だなぁ、私のことなんか忘れてくれればいいのに)
なんて、勝手な事を思っていました。
そして、間も無く、、また、忘れました。
私は優柔不断なのかも知れない。
もう、1人暮らしでしたし、濱ちゃんに会いに行きたい言われれば、その都度受け入れ、
身体を満たしては
入院中のヒデちゃんとは,プラトニックに、たまに会う、みたいな事をしていました。
そんな事してたら、ヒデちゃんの別居先が決まって、退院となりました。
まじで、別居すんの?
そこは、大学病院の近くでした。