不思議っ子弟の成長の話

2歳位で弟と一緒に暮らし始めました、泣くことも、笑うことも極端に少ない弟は、母の思いのまま、育てやすく母から溺愛されていました。

私は小学校6年になり、暗くなるまで友達と遊んでは帰る生活。

母は働いてもいないのに私の時と同様、すぐ弟を保育園に入れていました。

因みに私の2歳児時代は母親曰く、私が情緒不安定で、外ばかり行きたがる子で、2歳児の癖に言う事聞かず、なんていうか束縛が極端に嫌いな子だったそうです。家にずっといるのを好まない子。
それで保育園に行ったら落ち着いたそうです。

弟の場合は、保育園でも家でも静か。
言葉や発達の遅れはない。

年少児にみんな挨拶する場面で頑なに挨拶しない、お遊戯は参加しない。
踊りは突っ立っているだけ。

競技も頑なに出ない。

ただ、当たった保母さんが運よくそんな弟を認めてくれて、割と付きっきりでいてくれた様で、何とか過ごせていた様です。

私の小学校の卒業式に母と弟が来ていて、一緒に写真に弟も入ってきたのですが、その時は何とも思わなかったのですが、出来上がった写真に映る弟の姿を見て、あれ????と違和感を感じました。

スルー出来なくもなのですが、無表情なのは良いとして、、、、、、、3歳でしたが、単純に魂が入っていないと言う表現とはまた違う、存在を感じる写真でした。

私が母に、あれ?何か弟、おかしくない?と言ったら母がそんなはずないでしょ!と怒ったのを覚えています。

弟は保育園の時は友達と一切関らず、揉め事はなかった様ですが、
中学になっていた私は、弟のことを
えっ!まだ保育園児だとしても、1人も友達がいなくて、他人の子の話を一切しないのはおかしくない?

と母親に言うと、また母親に怒られました。

弟は天気図に興味があり、保育園児の時からスクラップし、南東の風で何ミリバール?
そんなことばかり言っていて、ひたすら天気図を愛していました。

弟は小学校に入っても友達は1人もできず、その頃も天気図のスクラップは欠かさず、誕生日プレゼントは雨量機?クリスマスプレゼントは風力機?

温度計、湿度計は勿論、データは毎日取っていました。数字が好きらしく、数字化される何かが好きとか何とか。

手先が異常に器用で、折り紙が芸術的。
運動神経がダメで自転車には乗ろうとしない。
体育の時間はずっと俯いていたらしい、

しかしこの時も担任の先生がやたら理解のある先生でフォローしてくれていたみたいで、表立って問題にはならなかった、、、、、らしい。

ただ、人に関心がないのか、2年生になっても誰も連れてきたりがないので私は弟がおかしいと思って、再度母親に「おかしいくない?」と伝えたら

母親がまた怒って「あんたは自分の弟をおかしい子にしたいんか!」と言ってきたので、もう何も言えなくなっていました。

それに私が高校の時はもう家を出る一心で弟のことに構ってられなかったし、気にしないようにしていました。



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