箱ヘルで、出会ってしまった、、、運命の人?
看護師と、箱ヘル嬢の、ダブルワーク。早朝嬢も慣れてきた頃、
今度は看護研究に追われて、思い出すたびにブルーになっていました。
昼すぎから看護研究の集まりという日
早朝から箱ヘルに働きに行っていました。
忘れもしない7時前に、普通の清潔感のあるスーツ姿のサラリーマンがやってきました。
早朝から来ている疲れもあって、
気がだいぶ緩んでいました。
すごく話しやすい人で、世間話してて、これから仕事なんだ〜とか言ってて。
私もついつい、看護研究しなあかんみたいな事言ってしまって
苦笑されて
その笑ったような、困り顔に初対面なのに感じたことのない、ドキッ!!としました。
プレイ内容は全く覚えていなくて、ただ、ただ、その人自体に吸い込まれてしまいました。
また記憶が飛びます。
何度店に来たか?
どういうふうに連絡を交換したのか?
覚えていません。
濱ちゃんの時とはまた違う高揚感?多幸感に包まれました。
彼の名前はヒデちゃんです。
ヒデちゃんはデパートの紳士服売り場に勤めていて、夜はいつも遅くて外食が多いんだ、一緒に行かない?
という誘いで、1番初めは、ファミレスのステーキハウスに行きました。
寮まで迎えに来てもらって、車に乗り込みました。
焼きたてのステーキの油が跳ねないように、紙に包まれている肉を前に、凄くデートな気分。
非常に楽しく美味しく、スマートに奢ってくれて、
そう言えば研究どうなったの?頑張ってる?と、私の話を優先してくれる。
全然進まないんですよーなんて言うと
また、私のお気に入りの困り笑顔で
あの店であんな事言う子、普通いないから、面白くて、と笑う。
神様!こんな素晴らしい夜をありがとう!
その日はそのまま寮に送ってもらって、待てなくて次の日も会いたいと言うと
簡単に職場を教えてくれて、僕の働いてるところ見たい?
って言うから、
見たいです!見たいです!
じゃあ、店が終わる7時45分に見に来て、終わるの待ってくれてたらいいよ、その後、夕食に行こうね?と。
また会ってくれるんだ!しかも昨日の今日。
浮わついて仕事にならないくらいです。
電車に乗って彼の職場に行くと、スーツ姿で腕に何かを付けて歩いているヒデちゃんがいて
私に気づいて、丁寧に
いらっしゃいませ、と言いました。
じゃ、あとでね!と
店が終わるのを待ち、彼の車に乗り込み、ファミレスに行きました。
この日も夕食を食べて寮に送ってもらいました。
私としては、キスぐらい、手を握るくらいは、したいのに、そう言った様子はありません。
それがまた、切なく、会いたい気持ちが募っていくのでした。
完全に浮ついていました。
夜勤の日は会えないけど、夜勤明けは会いに行ける!
可能な限り店が終わる頃に顔を出しに行きたいと連絡すると、いつも絶対に断らずに、
いいよ、と言って、店でいらっしゃいませ!と言われて
そのまま店終わるのを待って夕食。
ずっとそんな日が続いた。
完全に好きになってしまい、自分が嬢であることを忘れていました。
というより、全く箱ヘルに行けなくなりました。
風俗嬢あるある、本気で好きになってしまったら、他の人に触れられるのが無理に。
この時は本当に幸せでした、この先一緒に地獄に堕ちることも知らずに。