検診センターのナース辞めます
夏前くらい、3ヶ月くらい給料貰ったくらいの時に、親不知で、抜歯後、顔が腫れて体調も悪く、検診センターのベッドで休んでいました。
そしたら、男の優しそうな検診センターの初対面の先生が
「どうやー?」
と見に来てくれました。
その先生は、私が以前勤めていた大学病院の内科の先生で、バイトでここに来ているということで、大学病院の話で盛り上がり、歯が痛い事も忘れて大笑いしてしまいました。
私「まさか、顔が腫れるくらいで休みになるとは思わなかった。大学病院じゃありえないわ!」とかいう話もしました。
先生が
「検診ナースはどう?大学病院と全然違うやろ?おもんないやろ。」
と、笑い出して
「私もこんな事言ってはいけないんですが、面白くないんです。」
先生
「僕には正直に言ってもええで。ここはな
准看護師が多いし、正看護師の貴方がいじめられんか心配や。病院戻ったら?」
と言って来て、え?!
希望の光を見出しました。
私「戻るって、でも。どうやって?」
先生「婦長に電話しぃーや!まだおるやろ。」
私「今更、恥ずかしい。」
先生「いや、絶対喜ばれるわ。すぐ、しぃや!」
凄くドキドキして来ました。
戻ってもいいのかな?
戻りたいかも!
その先生に出会って自分の気持ちに気づきました。
私は、歯医者のことも忘れて婦長に電話しました。
婦長は、「ばかだね〜あんたは。世話焼ける。」とか言いつつ「上に言うとく。」
めちゃ話が早かったです。
婦長が看護部に連絡して、私は看護部の上層からの連絡待ちでした。
上層から「戻って来たらいい、でも、人数合わせで、脳外科には戻れないかも」と言われて
勢いで
「どこでもいいです!お願いします!」
一応形式的な試験を受けてほしいと言われて、
懐かしの大学病院に4ヶ月ぶりに行きました。
婦長に連れられ試験を受けました。
試験は危険回避か危機管理かなんかのテストで、2年目もなれば楽勝な問題で、何の問題もありませんでした。
上層部に「何で辞めたん?」
私「きつかった上に3年目で、私にはプリセプターが務まらないと思ったんです。」と正直に答えたところ
上層部「3年目に、そんな期待なんかしてないわよ!」と失笑されて、もっとよくよく、自分の気持ちを出して、話し合えば、辞めずに済んだのかも。
私は1人で思い詰めすぎなんだろうな、と思いました。
勢いで検診センターに退職届を出したら
何も言われなかったです。
やっぱりな…みたいな感じでしたが。
口出ししてくれた先生に、良かったな!と言われて、さよならしました。
その先生とはそれっきりです。その時が8月。
上層部の看護部から連絡があり、「9月入職にします。もう辞めたんやったら、貴方も食べて行かなあかんから、それまでの仕事紹介するので、そこ行ってくれる?そこで、休んでから9月から頑張ってください。」
私「ありがとうございます。」
どえらい面倒見良くてびっくりしてしまいました。
帰れる事にホッとしました。
いつのまにか、あんなに辛かった大学病院が故郷みたいになってる!!!
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