特別編、看護師のお勉強会の話。現在の真面目な話、自分の覚書
大学病院にいた頃は、認定看護師の誰々が特別講義をしてくれるから
日勤者集合〜17時半から
と言われても
全然嬉しくありませんでした。
日勤の17時半なんて
まだ、仕事残ってるし、帰れないし、先生捕まらなくて指示貰えてないし、
ナースコールも惰性で取らなあかんかったりして
ピリピリの時間です。
勉強会来させられた、参加させられてる感、満々で、病棟早く帰って続きがしたい、そんなこと考えて
若い頃は勿体無いことをしたなぁ。
子供産んで、現場離れて、日勤だけになって、
訪問になって、病棟すら離れたら
これが何故か勉強したくなるという、天邪鬼。
それで、休みの日に褥瘡の勉強会に行って来ました。
宿題付きで、DESGN-R2020
で.写真の褥瘡を点数化してこいと。
えーそんなん知らんし!
焦って勉強しました。
そもそも、褥瘡なんてブレーデンスケールしか知らない、古い人間です。
歯医者さんみたいに
何番C5とか、そんなんがあるように
褥瘡にも
D3-e1s6iOP6:16点
と言う、暗号が存在してて。
すみません、大分看護をサボってたので、知りませんでした。
この暗号で、医療者全員と、意思疎通ができる事に興奮しました。
勉強会は次々出てくる、褥瘡の写真を、判定して点数化していって、
みんなで答え合わせして、
ディスカッションして、実際に皮膚の認定看護師が、付いて解説してくれると言うもの。
これが、かなり面白くて、いつもの私にはありえないのですが、
答え合わせ、張り切って発言していました。
後でこれ、zoomで50人くらい参加していたと聞かされて、げー
てなりましたが。
参加してたのは、外科ナース、訪問ナース、施設ナースで、
外科ナースは、ピリピリ
施設ナースは、柔らかい。
めちゃ汚ったない褥瘡、えぐすぎる骨まで見えてる褥瘡のみながら、昼休みに、この辺の美味しい焼肉屋さんの話したのには
ずっこけて.笑ってしまいました。
そう言う慣れ過ぎたデリカシー0%ナース、大好きです。
最後に軟膏のお勉強会
※イソジンシュガーは、シュガーの濃度の浸透圧で、褥瘡自体から水分を出させて、褥瘡を柔らかくし、その後肉芽が良くなってから切除したり処置する。
※カデックスは、イソジンシュガーの粒より大きいビーズが入ってて、滲出液を吸引する、
1グラムあたりの水を引いてくれる量が大きい。
しかし、現場には大体イソジンシュガーしかない、
なので、イソジンシュガーを使用し、ガーゼ交換の回数を増やすのに作戦を使う。
ガーゼはたくさん当てると圧になるから、少なくして、パッドを充てる。
パッド交換を頻回にする。
※プロスタンディンは毛細血管拡張作用で、良好肉芽を作る
※アクトシンは、新生血管を作る、肉芽がピンクの時に使用、皮を盛り上げたい、肉芽を作る。
※亜鉛化軟膏は分厚く塗らないと意味がない、つけたらそのまま、便がついても、そこだけ取り除き、洗い流すのは1日一回。
※アズノールは発赤、びらんまでで、D3(真皮まで剥離)まで行ってたら、適用ではない。
※ブロメラインは、わるい組織を叩くが、良い組織も叩かれてしまうため、あまり使用しないが、もし、処方されたら、ワセリンで周囲の皮膚を保護してから必ず使う。
ポケットはズレるとかできるから、ずれないように工夫をする。
ほんまこれ大事
褥瘡に対する炎症、感染というのは、創そのもので判定するのではなく、
創周囲組織のことを指す。
黒色壊死→黒くて固い
白くてブヨブヨ、ぬめりあり→壊死
白くて固い→筋膜
暗赤色、甘栗色→時間は経っていないもの
創部エコー層構造の異常を認めるが不明🟰DDTIとする。
D2とD3の、違いは、段差があるか、ないか。
D2は破れていない水疱、びらん、浅い潰瘍、毛穴がある、段差がない
D3皮下脂層に達する。
D4筋膜、腱、骨膜、ダイレクトに硬いものに触れる。
滲出液
ガーゼは1/4以下で少量
毎日交換必要は中等量
全面、1日2回以上交換で、多量
ポケット深さを測る🟰Pライト、病棟にしかない。訪問時は綿棒で。
マーキング。
肉芽が浮腫性で出血しやすいのは、水分をたくさん含んでいて、上皮細胞が乗らない(新しい皮膚ができない)
脂の多い薬を弾くので、イソジンシュガー。
水分なくなって来て硬くて弾力が出てきて、赤みが出て良性肉芽に変化したら、油分のあるクリームを🟰ゲーベン。