大学病院の耳鼻科ってこんなところ
次に耳鼻科を習いました。
綿球が小さすぎて、掴めない。
綿球を更に、更に、細かくするのが仕事。
耳鼻科は細かい。先生も細かい。
大学病院なので、難聴の子供に対する「音入れ手術」
「鼓膜形成術」などが多かったです。
オペ後は、感染予防が第一なので、ナースは、とにかくシャンプーしてあげる。
その後、消毒する。
これを毎日。
シャンプーをナースにされるのが嫌だと言ってある若い患者さんがいて困ってたら
主任が「必要性を伝えないといけないでしょ!」と言って
ツカツカツカツカと、その患者のところに行き、「あなた!ここは、美容室ではありません!病院です!私たちは、必要に応じて感染予防のためにシャンプーを差し上げているのです!ご理解頂けますか!」と
言い放った事が、記憶にあります。
また、洗髪中、ナースが誤って傷口を触った!とかで、大騒ぎされている患者もいて、
先生も細かいし、綿球はちっさい、ちっさいし
耳鼻科はかなりの緊張を要しました。
だけど、世の中にはこんな病気もあるのか!という、不思議なものも耳や喉だけでたくさんあって、
何もないって、本当に奇跡だな!と思いました。
眼科、耳鼻科共に、命に関わる様な、コワイものではありませんでしたが、
細かく、緊張は強いられていました。
さて、問題は移植外科でした。