「痛定思痛」を考える
つうていしつう
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辛かった過去を思い出して今後の戒めにすること。
「痛定」は病気が治ること。
病気が治った後に辛かった過去を思い出すという意味。
「痛(いた)み定(さだ)まりて痛(いた)みを思(おも)う」と訓読する。
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「痛」 ①からだに故障が起きていたむ。いたい。
②心にいたみを覚える。いたみかなしむ。悼(いた)む。
「定」 ①ある一つの形・位置・内容等がきまっていて変わらない。変わらないようにきめる。さだまる。さだめる。きめる。きまり。さだめ。
②結果としてたしか。思ったとおりでまちがいない。
「思」 ①心を働かせて考える。おもう。おもい。
②他人または相手のことをおもいやる。したう。いとしくおもう。
「痛定」
痛みがおさまること。
「思痛 」
痛みを思い出すこと。
「痛定思痛」
痛みがおさまること。
痛みを思い出すこと。
痛みがおさまって治った後に、
痛みを思い出すこと。
転じて
辛かった過去を
思い出して、
今後の戒めとすること。
これは、
人生に役に立つ四字熟語だと思います。
人は、
辛い経験をしたとしても、
過ぎてしまえば忘れてしまい、
その後に同じような経験をしても、
また、同じくり返りをしたりします。
過去の経験を、活かしきれていない。
過去の経験を、戒めとして、
教訓として、記憶にとどめておく。
同じようなことがあった場合に、
過去の経験を活かして、
より良い対処をする。
そうありたいものです。
自分もまだまだ
過去の経験を活かしきれていない。
反省。
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