めだまオヤジ

年齢60代。四字熟語の旅に出てからもう6年になる。まだまだ四字熟語の全体像は見えない。…

めだまオヤジ

年齢60代。四字熟語の旅に出てからもう6年になる。まだまだ四字熟語の全体像は見えない。ありとあらゆる四字熟語を調べ尽くしたなら、新しい何かが見えてくるはずである。いつになったら頂上の景色を見ることができるだろうか?まだまだ修行の旅は続きそうである。

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記事一覧

破邪顕正(はじゃけんしょう)

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「前倨後恭 」を考える

ぜんきょこうきょう ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 調子にのって横暴な態度をとっていたが、 急に態度を変えて、相手にへつらうようにすること。 「倨」は偉そう…

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前倨後恭(ぜんきょこうきょう)

めだまオヤジ
2週間前
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「澹然無極 」を考える

たんぜんむきょく ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この上なく静かで穏やかなこと。 「澹然」は静かで穏やかなこと。 「無極」は程度が甚だしいこと。 ーーーーー…

めだまオヤジ
3週間前
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澹然無極(たんぜんむきょく)

めだまオヤジ
4週間前
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「 随珠弾雀」を考える

ずいしゅだんじゃく ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 適切でない方法や道具を使用すること。! 特に利益よりも損失が大きい状況のこと。 「随珠」は随侯が大蛇を…

めだまオヤジ
1か月前
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随珠弾雀(ずいしゅだんじゃく)

めだまオヤジ
1か月前
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「柔茹剛吐」を考える

じゅうじょごうと ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 弱者を見下して、強者に謙(へりくだ)るという、世の常を言う言葉。 「柔茹」は柔らかい食べ物を食べること。 「…

めだまオヤジ
1か月前
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柔茹剛吐(じゅうじょごうと)

めだまオヤジ
1か月前
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「窺伺傚慕 」を考える

きしこうぼ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 他人のやり方を覗き見して、同じようにやろうとすること。 「傚慕 」は真似しようとしてみること。 郭タク駝という庭…

めだまオヤジ
1か月前
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窺伺傚慕 (きしこうぼ)

めだまオヤジ
2か月前
7

「蜂目豺声」を考える

ほうもくさいせい ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 冷酷で残忍な性質の人のこと。 「豺」は気性の荒い、狼に似た山犬のこと。 蜂のように細い目と山犬のような気味…

めだまオヤジ
2か月前
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蜂目豺声(ほうもくさいせい)

めだまオヤジ
2か月前
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「朝齏暮塩 」を考える

ちょうせいぼえん ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ひどく貧しいことのたとえ。 「齏」は野菜の和え物のこと。 朝食に塩漬けの野菜の和え物をおかずにして、夕食は…

めだまオヤジ
2か月前
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朝齏暮塩(ちょうせいぼえん)

めだまオヤジ
3か月前
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「沈魚落雁」を考える

ちんぎょらくがん ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 他と比べることもできないほどに美しい女性のこと。 その女性を見た魚は恥じらって水底に隠れ、女性を見た雁は…

めだまオヤジ
3か月前
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「前倨後恭 」を考える

ぜんきょこうきょう
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調子にのって横暴な態度をとっていたが、
急に態度を変えて、相手にへつらうようにすること。
「倨」は偉そうな態度をとること。
「恭」は礼儀正しく丁寧なこと。
中国の戦国時代の遊説家の蘇秦は諸国を放浪して貧しくなって故郷に帰ると、家族は偉そうに馬鹿にした態度をとった。
蘇秦は、その後に六国の宰相になって故郷に帰ると、家族は腰を低くして丁寧に迎

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「澹然無極 」を考える

たんぜんむきょく
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この上なく静かで穏やかなこと。
「澹然」は静かで穏やかなこと。
「無極」は程度が甚だしいこと。
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「澹」 うごく、しずかにうごく、水がゆれうごく。

「然」 そのとおり。そのまま。

「無」 ない。存在しない。欠けている。

「極」 この上ないところ。頂点。限界点。

「澹然」
あっさりしているさま、静

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「 随珠弾雀」を考える

ずいしゅだんじゃく
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適切でない方法や道具を使用すること。!
特に利益よりも損失が大きい状況のこと。
「随珠」は随侯が大蛇を助けた際に贈られたとされる伝説の宝玉。
「雀」はすずめのこと。貴重な宝玉を、すずめを打ち落とすための弾として使用することから。
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「随」 ①進むもののあとからついてゆく。したがう。ともをする。

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「柔茹剛吐」を考える

じゅうじょごうと
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弱者を見下して、強者に謙(へりくだ)るという、世の常を言う言葉。
「柔茹」は柔らかい食べ物を食べること。
「剛吐」は固い食べ物を吐き出すこと。
「柔(じゅう)なるは茹(くら)い剛(ごう)なるは吐(は)く」とも読む。
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「柔」 ①しなやかでやわらかい。やわらか。
②やわら。

「茹」 ①ゆでる。うだる。ゆで

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「窺伺傚慕 」を考える

きしこうぼ
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他人のやり方を覗き見して、同じようにやろうとすること。
「傚慕 」は真似しようとしてみること。
郭タク駝という庭師は木を育てるのがうまく、他の人が覗き見して真似しようとしたが、誰も同じように育てることは出来なかったという故事から。
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「窺」 うかがう。のぞく。ねらう。

「伺」 ①訪問する。相手の様子をたずね

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「蜂目豺声」を考える

ほうもくさいせい
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冷酷で残忍な性質の人のこと。
「豺」は気性の荒い、狼に似た山犬のこと。
蜂のように細い目と山犬のような気味の悪い声という意味から。
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「蜂」 膜翅(まくし)目の昆虫。丈夫な膜質の羽があり、高等なはちでは産卵管が毒針となって、ふだんは腹の中にしまわれている。ミツバチ・スズメバチなど種類が多い。

「目」

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「朝齏暮塩 」を考える

ちょうせいぼえん
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ひどく貧しいことのたとえ。
「齏」は野菜の和え物のこと。
朝食に塩漬けの野菜の和え物をおかずにして、夕食は塩をおかずにするということから。
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「朝」 夜明けからしばらくの間。

「齏」 なます・あえもの

「暮」 日が沈んで暗くなる。日の沈む時分。くれ。ゆうぐれ。

「塩」 主成分が塩化ナトリウムの白い

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「沈魚落雁」を考える

ちんぎょらくがん
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他と比べることもできないほどに美しい女性のこと。
その女性を見た魚は恥じらって水底に隠れ、女性を見た雁は見とれて空から落ちるということから。
元は価値観の相対性を言った言葉で、人間の基準では絶世の美女でも、魚や雁からすれば恐れて逃げる対象でしかないということから。
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「沈」 ①水の底の方へおちてゆく。し

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