【読書キロク②】神様の暇つぶし
千早茜-神様の暇つぶし
前回に引き続き千早茜さんの作品。今回は思ったことをありのままに連ねて書いてみました。
手が届かないものにいつまでも焦がれてしまう。想いが届かない恋、すれ違いの恋、失恋にも色々あるけど。でも、きっとその時間はムダなんかじゃない、そう思いたい、そう思ってもいいんじゃないか。そんな気持ちを抱えている時に読んでほしい一冊。
「体に温度があるのと同様、きっと心にも温度はある。心の温度は体温とは違う。この世には想像もつかない温度の人がいる。相手を焼きつくすほど高温のこともあれば、誰にも触れられないほど凍てついていることもある。そして、それは関わってみないとわからない。」
寒い時には温かさを求めるし、暑い時には涼しさを求める、心地良いと感じる温度は人それぞれ違うんだから。関わってもないのに、心地よさを求めようとあれこれ考えて眠れない夜を過ごすのはもうやめにしよう。