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かげおくり
昔、「ちいちゃんのかげおくり」という絵本を読んだ。
戦争中の話で、親子でかげおくりしてたシーンがある。かげおくりとは、陽によって表れた影をじっと見つめ、空を見上げるとさっき見てた影が空に浮かんでるように見えること。
ちいちゃんは、それで空に浮かんだ影がお父さんやお母さんの影と同じ大きさになったことを喜んでいた...ちょっと記憶が曖昧なんだけど。
最近、このシーンをよく思い出す。
でも、この話とは全然脈絡なく、だ。
影が大きく伸びていく。
これは、とてもおもしろいことだと思うのだけど、私なんかは大人になるとどんどん無駄な、社会的には必要あるけど、自分の本質的には必要ない物事を自分自身に積み重ねていく姿に重なるようになった。
私自身にも当てはまる。
生きてきて、必要ない考え方や在り方、勝手な思い込み等々が目に見えて、見えてきた、出てきたから。
それによって、自分の行動範囲が狭まってるなって発見したり、人にも迷惑かけた時もある...。
大人になりたいとは思ったことがない私も、大人であるという観念?ルール?それも自分本位なものを持ってて、そういうものをどんどん手放して、シンプルになっていきたい、削ぎ落としたい欲に駆られてる。
大きくなった影ではない、等身大の影のままでいいなって。
その方が楽だし、無理しなくてもいいし、焦んない。
その方が本当に空を飛んでいける気がする。
やりたいことや実現したいことにぐっと近づける気がする。
本当、絵本とは関係ない話なんだけど、よく思うこと。
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