Iccoka 過去作品の振り返り① 『1/50』
はじめに
今月より主宰する場・Iccoka(いこっか)で過去上演した作品の、当時の公演情報と私が思っていたことをIccokaのInstagramで公開しています。
が!
インスタって、アカウントないと見れないというのに気づきまして、
誰でも読めるnoteにも後追いという形で載せようと思います。
最近の私のnoteも、Twitterもですが、ほぼインスタ化してますのは、
一番視覚、感覚的に、また文章の量も好きにかけるインスタが使いやすいわ!っいうのがあると思われます。
良ければ、お付き合いください。
過去作品①
『1/50』
2018年の2月。
Iccokaの全ての始まりは、深澤友紀 著『産声のない天使たち』を私が読んだことでした。
子宮内で亡くなった赤ちゃんが未滅菌のトレーに乗せられる
という何とも衝撃的な話が導入部分にあり、とても驚いてしまったこと。
また、50分の1の確率で出産に至ることができない現状があること。
私は一応女の体を持って、人生を生きていますが、この話を全くもって知らなかったということ。
そして、そのことで実際に未だに苦しんでいるお母さんたちがいること。
それらを知らない人に伝えなくては。
そうして、苦しんでいるお母さんの傷を癒せたらという想いから一週間で書き上げた作品がIccokaの初めての上演作品『1/50』です。
タイトルは、舞芸同期の、リザ・プロジェクトを主宰しているむぅこと、岡村尚隆より命名アドバイスを受けました。
インパクトある良いタイトルになったのは、彼のおかげです。ありがとう。
死産したを経験した亜紀、
その担当の槙田と先輩の枡野。
中絶を望む加奈子や亜紀の姑、夫……
Iccoka作品の中で一番人が登場します。
再演したい作品の一つで、
当時、初めての主宰、座組ということもあり、集まってくださったメンバーに今に比べるとかなり負担や不安を与えてしまったことから、それ以後、「どうやったらみんなが安心できるか」を考え行うきっかけともなりました。集まってくれた方々にもありがとうございます。
本の著者の深澤さんには、稽古の時に勉強会と、公演時にはアフタートークと本の物販もOKをいただきさせていただきました。これはご好評いただいて、自分も企画をやれて良かったと誇れる点です。
ここが出発点。
旗揚げに来てきださったお客さまにも感謝です。
次は劇場できるといいなぁ。
【過去公演情報】
Iccoka 公演#1
「1/50」
2018年8月25・26日
江古田・兎亭
【作・演出】
井川 いずみ
【キャスト】
佐久間 夏美(劇団ステア)
升野 紗綾香
種村 莉帆
村上 美緒
柳橋 龍(兎団)
中西 洸太
井川 いずみ(Iccoka)
【あらすじ】
生まれた子供が死んでいた…初めての妊娠が悲しみとなり、それすらも口にできない亜紀。
周りの人々は普通の言葉で亜紀を傷つける中、看護師の槙田だけは同情を寄せる。
でも亜紀は孤独を深め…。
これは、産まれても産声をあげれなかった子とその周りの人々の物語。
【公演日時】
8/25(土)14:00~
19:00~
26(日)14:00~
17:00~
【チケット代】
1ドリンク込み 2300円
【出演者SNSリンク付公演情報】
【参考にした資料】
出会ってくれて、記事を読んでくれて、ありがとうございます。演劇をやっています、創るのも、立つのもです。良い作品を届けれるよう、日々やって参ります!