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書道と茶道 其の一 『書道と茶道は切っても切れないよ』
『 書道と茶道は切っても切れないよ。 』
その一言でお茶を習うことにした。
お茶の席では必ず床の間に掛け軸が設えてある。
書家になりたい!と言ったものの、需要がどこにあるのか分からなかった私は、この世界に書を必要としてくれている人がいて、どんな作品を作ったらいいのかのヒントが隠れているに違いないと二つ返事した。
茶席の掛軸には意味が二つあるらしい。
一つは、どんな気持ちで過ごして欲しいのか、どのような考えで設たのか、今日の茶席の目的や趣旨、亭主の心構えを示すもの。
もう一つは、季節感を演出するもの。四季の自然や風物を鑑賞するために、季節を直接感じさせる言葉が入った書を掛けることで演出する。
春であれば「花」、夏であれば「白雲」といった具合。そして、ある言葉から季節感を連想させるという方法。 夏の終わりであれば「涼」、年末であれば「無事」といった言葉から喚起されるイメージによって間接的に季節感を演出するらしい。
茶道を知ることで、つくる作品が変わりそうだ。