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【テクノロジーで新しい書を考える_7】#中間報告書

書に馴染みのない方や異なる言語を使う海外の方にも伝わる表現を求めて、Lancersが運営する新しい働き方LABLenovo Glasses T1を使用し、新しい書のカタチ作りに挑戦している。いつも沢山の気付きをくれるMikiさんと一緒に書とは何かを考えながら活動を進めている。ここで、非常に学びのあった前半戦を振り返る。

書道AR作品の制作

感覚的に伝わる書を目指し、テクノロジーを駆使して想いを詰め込んでみる。以前からAR(拡張現実)に興味はあったものの、この実験を始めた時の制作スキルは0だった。

作り方をネットで検索したり、Mikiさんと情報交換したり、Youtubeを視聴しては自分でやってみるを繰り返した。ARの作成に慣れるまでは、書のデジタル化に便利なZen brushを使用し、デジタルの書を何枚も書いた。今ではすっかりお友達になったChat GPTとたくさんの会話を重ね、WebARのプログラムを作成した。とにかく試行錯誤を繰り返した結果、AR制作の知識と技術が身に付いた。そして、たくさんの書道ARの作品を作った!

書道AR作品のプレイリストはこちら

書道AR作品のお披露目

あたらぼアイデアソン

7月26日にあたラボ Lenovo企画のアイデアソンが行われ、オンサイトで参加されたメンバーのみなさんに実際に体験してもらった。
作品は『雨』。実は中西保志さんの最後の雨を聴きながら書いた。重たい雨だね笑。実際の体感はこんな感じで見えている。

アイデアソンの様子がわかりやすい、MIkiさんの記事をどうぞ

LenovoProコミュニティ ユーザーミートアップ

9月1日にLenovo Pro コミュニティユーザーミートアップで、スマートグラスでみる書道ARについて登壇の機会をいただいた。Lenovo社員の皆様をはじめ、Lenovo製品エクストリームユーザーの方にも体験してもらった。

当日は、漢字の成り立ちがよくを示せることに注目し、スマートグラスを通して見る書道ARの可能性について発表した。

書道ARをやってみてわかったこと

書への興味の向上

書道ARは、書かれている字への興味を高めてくれるようだ。今までに書道作品を見てもらって、面白い!楽しい!という感想をもらったことはなかった。スマートグラスをかけて楽しんで鑑賞している姿は本当に嬉しすぎる。

書をバージョンアップし、文字や文章に潜んでいる気持ちやニュアンスを表現する方法としてはいいところまで来ている。この次世代の書を通してコミュニケーションが豊かになったかはまだわからないが、この書のおかげで生まれたコミュニケーションがあったことは間違いない。

さらに、作者にもいい影響を与えてくれている。書道ARは今まで見られなかった角度で書をみることができる。自分の字を色んな角度や背景で見た経験により、書を書く時の意識が変わったように思う。書が持つ風景を想像するようになった。

スマートグラスの効果

スマートグラスで鑑賞している人を見るのが好き。
作品に没入している分、行動が大胆で大振りになる。従来の静止している書では、みんなが作品をどう観てるかわからなかったけど、行動で示してもらえるのはすごく嬉しい!スマートグラスで目元が隠れているせいか、口元の表情の豊かさを知ることができた。
スマートグラスで見えている世界は本人しかわからない。楽しそうに鑑賞している人を見た人が、私も見てみたいと興味津々に近づいてくる。スマートグラスには作品鑑賞を促す効果もありそうだ。


後半戦もお楽しみに!!!


※機材のみ、レノボ・ジャパンから一時貸与を受けたものです。内容はメーカー・代理店から独立して検証・執筆されています。


9月1日LenovoProのユーザーミートアップのレポートはこちら

今までの実験の様子

Mikiさんの実験の様子はこちら

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