【鉄面皮日記】23/07/12. 小翔大昇天祭deショー
あっちゅう間の一年でした。
今日で、約19年連れ添った猫の小翔(コショウ)くん一周忌です。
と、その時書いたように、あんな凄い逝き様を見せつけられたら、そりゃあもう向こう側へ渡るのは平気のへっちゃら、なんくるないさの屁の屁のカッパであるハズなのだが、弱っちい僕はやっぱシオシオのパー(怪獣ブースカ)ってくらい萎えちゃうんです。
それでもね、残された者は祀るしかないんですよ。
早いか遅いか誰もがいずれ向こう岸へ渡るんですから、四の五の言わずに彼岸へと渡った者を祀るしかないんです!
小翔大昇天祭ショー(2004-2017)
やはり19年も前になると、今のように携帯電話の写真も感度は良くないが、出来うる限り残っている画像で構成。
2004年頃から下北沢BAR看板猫として8年くらい、僕は朝まで店をやってよくひっくり返っていたので彼とは一緒にいた。
お約束のネズミもちゃんと捕まえ、僕の枕元へそっと置いてくれたりもした。
以前飼っていた猫の時、それをかなりきつく叱咤したので、今回はとりあえずお礼を言っておいた。
その時付き合っていた彼女が代々木上原に住んでいて(まぁその後お子が生まれるのですが)その部屋と店を行き来しての二重生活、原チャリバイクで彼を胸元の服に仕舞い込んで、カンガルーの親みたいに店に連れてったあの頃が懐かしい。
そうやって猫雑誌とかにもとりあげられたりしていたのだけど、さすがに夜のお客さんは酔っ払いが多くて、弄られ方も乱暴になってきてイベントなども入るようになると彼の居場所は無くなってしまって、家へと引き上げるコトとなった。
東京ではそれから2回のお引っ越し、お子も生まれ彼は2年先輩、どうだろう親父はダメダメだが彼はその代わりに随分と連れ添ってくれたんじゃなかろうか。
小翔大昇天祭ショー(2018-2022)
さて2018年に東京を離れ、田舎暮らしとなる。
ここから4年あまり、僕の中では彼の存在はかなり大きい。
晩酌相手は彼であり、コロナ軟禁時、一人で映画を見る時、泣きそうな時、笑う時、どこにでもいてくれた。
ストーブを囲み、扇風機が当たる場所で、一番良い居場所を陣とっていた。
絵を描くのも彼ばかり、ずっと側にいてくれなければならない存在でした。
それでも死期を悟り、果敢にそれをスルーしていく様は忘れられない。
そんな晩年と共に「ペパーミントキャンディ」方式で死から過去へと遡る写真で構成。
もう余程の縁でもない限り、生き物を飼うことはできない。
長きに渡ってご贔屓にしてもらった方々、
ハイパーコショウくんとyoutubeで逢いましょう!
Enjoy!