IBU Beer

ビアジャーナリスト。サンフランシスコ及びベイエリアを中心としたクラフトビールのレビューやブリュワリーの紹介をしています。大手はもちろん、できたばかりのマイクロ/ナノブリュワリーや西海岸のビールのトレンド、ビアフェス等のイベントも網羅。 linktr.ee/ibubeer

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ビアジャーナリスト。サンフランシスコ及びベイエリアを中心としたクラフトビールのレビューやブリュワリーの紹介をしています。大手はもちろん、できたばかりのマイクロ/ナノブリュワリーや西海岸のビールのトレンド、ビアフェス等のイベントも網羅。 linktr.ee/ibubeer

最近の記事

[クラフトビール] 自然の中で激レアなビールを飲むことができるイベント: SARAthon 2024

SARAthon (サラソン)というイベントのことを初めて聞いたのは 2023 年の夏だった。ビア友が参加し、キルショット(飲んだボトルを並べて写真や動画を撮ること)で何本だか数え切れない Sante Adairius Rustic Ales のボトルが並んでいて驚いた記憶がある。Sante Adairius Rustic Ales のビールをマラソン(marathon)のように飲み続けることができるイベントと聞き、名前にも納得。 Sante Adairius Rustic

    • Pliny for President: 4年に一度リリースされる RRBC の幻のビール

      Russian River Brewing Co. とは? Russian River Brewing Co. (RRBC: ロシアンリバー・ブリューイング) はカリフォリニア州北部 Santa Rosa (サンタローザ) にあるマイクロブリュワリーで、クラフトビール好きなら名前を聞いたことがある人もいると思う。元々は Korbel 社所有のブリュワリーだったが、2003 年に当時勤めていた Vinnie & Natalie Cilurzo さんが購入しそれ以降オーナーとな

      • 2023年:美味しかったクラフトビール 20 パイント

        2023年は本格的にタップルームやブリュワリーにも人が戻ってきてコロナ以前に近い賑わいをようやく感じられた一年だった。そんな素晴らしい一年の中で印象に残った20パイントはこちら。前半後半でのポストができなかったのでこのポストで前半と後半を振り返る。順不同、味のみではなくその時の場所の雰囲気等も含めた総合的な個人的感想ということで。 2023年 上半期 10パイント🍺Waui Nugs / Altamont Beer Work x Slice Beer Co. 2023 年

        • 2022年下半期:美味しかったクラフトビール 10 パイント

          2022 年上半期の 10 パイントに続き、2022 年の下半期で個人的に印象に残っている 10 パイントについて書いてみた。順不同、味やその時の場所の雰囲気等も含めた総合的な個人的感想ということで。 Unannounced Future / Cellarmaker Brewing Co. 今やサンフランシスコを代表するブリュワリーとなった Cellarmaker だが、今年も美味しいビールを多くリリースし、特にCellarmakerが自信を持っている Pale Ale

        • [クラフトビール] 自然の中で激レアなビールを飲むことができるイベント: SARAthon 2024

        • Pliny for President: 4年に一度リリースされる RRBC の幻のビール

        • 2023年:美味しかったクラフトビール 20 パイント

        • 2022年下半期:美味しかったクラフトビール 10 パイント

          [クラフトビール] 2021年に入っていたブリュワリーのメンバーシップ: まとめ

          2022年も半ばになり漸くこの2021年を振り返ったまとめ記事を書くことができた。 2020年に続き、2021年も家でビールを飲む状況が多く、結果的に入会していたボトルクラブ(会員限定のビールを購入したり、タップルームで割引が受けられる制度)の数も増えて5か所となった。 以下に各メンバーシップの雑感を書いてみた。 2021年のボトルクラブKooks Club - Humble Sea Brewing 2020 年に引き続き、2021 年も Kooks Club のメンバー

          [クラフトビール] 2021年に入っていたブリュワリーのメンバーシップ: まとめ

          サンフランシスコ ビール好きの聖地 Toronado の35周年イベント

          サンフランシスコでビール好きならば一度は訪れたいビアパブ、Toronado (トロナド)。クラフトビールというものが流行る前からあるお店で、過去に有名ブリュワリーとのコラボビールを多数リリースしている。 そのToronadoが8月20日に35周年イベントをやるということで行ってきた。 今年はイベントに合わせて Pliny the Elder/Younger で有名な Russian River Brewing や、もはや世界的に有名なブリュワリーとなった Sante Ad

          サンフランシスコ ビール好きの聖地 Toronado の35周年イベント

          2022年上半期:美味しかったクラフトビール 10 パイント

          今年の年始に書いた2021年の10パイントに続き、今回は2022年の上半期で美味しかった10パイントを選び、それぞれについて書いてみた。 Pera Del Sol / Mission Trail (いきなり一本目からビールではないのだが)2022年前半の一番の発見は美味しい Cider (シードル:リンゴ酒) や Perry (ペリー:梨のお酒) 等に出会えたことだと思う。昔からたまにCiderは飲んでおり、さかのぼるとアイルランドの Magners やスウェーデンの K

          2022年上半期:美味しかったクラフトビール 10 パイント

          [2023年2月更新] サンフランシスコでクラフトビールを楽しむならココ!

          2019年にサンフランシスコのおすすめを書いてからCOVID-19で世界が変わり、漸く2022年の6月に再び旅行や出張でサンフランシスコに来る人が増えてきたことを受け、記事を更新することに。これを参考に是非サンフランシスコのビアシーンを楽しんで頂ければと思う。 ここに記載しているブリュワリー、ビアバー、ボトルショップは個人的な視点でビールのみではなく店の雰囲気、周りの環境、そして思い入れも含めて選択している。今後掲載している店舗のリストも追加していく予定。 また、リストは

          [2023年2月更新] サンフランシスコでクラフトビールを楽しむならココ!

          [クラフトビール] Pliny the Youngerを求めて

          今年もPliny the Youngerを飲むことができたので、ブリュワリーでの体験などを纏めてみた。 Pliny the Younger TIPAとは? Pliny the Younger (プライニー・ザ・ヤンガー) は、Russian River Brewing Co (RRBC: ロシアンリバー・ブリューイング) が年に一度リリースするアルコール度数10%以上のトリプル IPA (インディア・ペール・エール)。手間暇がかかり、使われるホップの種類も量も尋常ではない

          ¥100

          [クラフトビール] Pliny the Youngerを求めて

          ¥100

          今年のクラフトビール 10 パイント - 2021年

          今年もあまり記事を更新できなかったのだけど、一年を締めくくるこの記事は今年のビール体験を振り返る意味でも重要なので書くことに。 昨年に引き続き、パンデミックの中の旅行は難しくカリフォルニア州以外のビールを飲む機会があまりなかったので、サンフランシスコ在住の視点での個人的に印象に残った2021 年の10 パイント。 West Ashley Cuvée (Apricot Saison 4yrs Blend) / Sante Adairius Rustic Ales Santa

          今年のクラフトビール 10 パイント - 2021年

          Humble Sea Brewing Co. 4周年記念リリース

          一瞬で完売した 4th Anniversary Box3月17日でカリフォルニア州のサンタクルズにある Humble Sea Brewing Co. が4周年を迎え、それに合わせて数々の美味しいビールがリリースされた。 アメリカ東西の名だたるブリュワリーとのコラボが大半で、IPAが4種類あるものの、他にもHumble Seaが得意とするダブル・デコクションを用いてつくられたラガーやピルスナー、ブラックTIPAなど合計で9種類。そのうちの5種類 x 4缶、1種類 x ボトル1

          Humble Sea Brewing Co. 4周年記念リリース

          スタートアップ的手法で大成功しているブリュワリー:Humble Sea Brewing Co.

          山の中の裏庭から始まったブリュワリーSanta Cruz にあるブリュワリー Humble Sea Brewing Co. は創業者Nickの義祖母のSanta Cruz Mountainsにある家の裏庭からはじまった。Homebrewを繰り返し、2014年に創業したブリュワリーはHop Cultureの2020年度のベスト12 ブリュワリーに選ばれる程にまで成長。 更にはなんとこのCOVID-19の営業が難しい状況にありながら、3つのタップルーム兼レストランを新たにオープ

          スタートアップ的手法で大成功しているブリュワリー:Humble Sea Brewing Co.

          [クラフトビール] 2020年に入っていたボトルクラブ: まとめ

          昨年は 3 つのブリュワリーのボトルクラブに入っていたので、雑感を書いてみる。 Kooks Club - Humble Sea Brewing Co. 2020年は二種類のメンバーシップがあり、ボトルクラブのみのメンバーシップ(Kooks)とボトルクラブ+毎月1種類缶が付くメンバーシップ(Super Kooks)。前者は$300でこちらに加入。また、2021年からは一種類に統一され $350 に。 会員特典 Kooks 限定のボトル 500mlボトル 2 本 x 6 リ

          [クラフトビール] 2020年に入っていたボトルクラブ: まとめ

          サンノゼでクラフトビールを楽しむならココ!2019年上半期版

          ¥150

          サンノゼでクラフトビールを楽しむならココ!2019年上半期版

          ¥150

          [2019年春版] サンフランシスコでクラフトビールを楽しむならココ!

          ブリュワリー:Cellarmaker Brewing Co.SoMa地区にあるブリュワリー。2013年にオープンし、今やサンフランシスコを代表するブリュワリーの一つと言っても過言ではない人気。ビールのラインアップはIPAはもちろんのこと、あっさりとしたラガーからサワービール、そして最近はやりのデザートビールPastry Stoutまでもカバーする。タップは頻繁に変わるので、飲めるビールはまさに一期一会。Pale AleやHazy IPAはジューシーでここならではの美味しさなの

          [2019年春版] サンフランシスコでクラフトビールを楽しむならココ!