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多様性を活かす企業文化の仕組みとは?イノベーションを生む組織の価値観

皆さんこんにちは!

インバウンドテクノロジー株式会社(通称、IBT)で人事・広報を担当している古茶(こちゃ)です。

前回、私たちのビジョンである『多様な価値観と共存できる世界をつくる』について、多様な価値観との共存とは何なのか、なぜそれが必要なのかをお伝えしました。

今回は、組織内の多様性について、企業としてどのように多様性と向き合い、それを力に変えていくのかについてお話ししたいと思います。


多様性と共存の本質を理解する

「多様性」という言葉が世間に浸透し、企業文化の中でもよく使われるようになりました。しかし、その本質を本当に理解し、活かしている企業はどれほどあるのでしょうか?

私たちが掲げる「多様な価値観と共存」というビジョンは、単なる理想論ではありません。現実には、多様性を進める中で直面する課題や、固定観念の壁、受け入れる側と受け入れられる側の間に生じるギャップなど、多くの困難があります。

IBTでは、これらの課題に対し真正面から向き合い、単なる「受け入れ」に留まらない、深い共存を目指しています。
そのために私たちが大切だと思うことを紹介します。

多様性を活かしてイノベーションを起こすために大事なこと

多様性を企業文化の中で活かすために、私たちは以下の価値観を大切にしています。

1. 権利と責任

多様性を推進する上で、私たちが特に重視しているのが「権利」と「責任」のバランスです。多様性を受け入れる企業文化では、すべてのメンバーが自分の価値観や意見を自由に主張できる権利を持ちます。しかし、その権利は、同時に責任と表裏一体であると私たちは考えています。

多様な価値観や働き方を尊重する環境では、時に意見の対立や誤解が生じることも避けられません。

たとえば、チームメンバーが各自の希望する働き方やスケジュールを主張する場面があるとします。
そこで重要なのは、自分の「権利」を主張するだけでなく、他のメンバーの権利やチーム全体の目標も尊重しながら、バランスを取る責任を果たすことです。

多様性を推進する権利とは何か

私たちは「権利」について、こう考えています。

  • 自分の考えや価値観を表明する権利

  • 働きやすい環境やサポートを求める権利

  • 意見や視点を尊重される権利

こうした権利が守られることで、多様なメンバーが自分らしく働ける環境を実現できます。

権利を支える「責任」

一方で、権利を行使するには責任も伴います。たとえば、自由な働き方を選べる権利があるからこそ、自らの成果に対する責任を果たすことが求められます。また、チームの一員として、自分の主張が全体にどのような影響を与えるかを考え、建設的に調整する姿勢も大切です。

この責任には、例えば下記のような行動が含まれます:

  • 周囲のメンバーの意見を尊重し、協力して仕事を進めること

  • チーム全体の目標や成果を意識し、自分の役割を全うすること

  • 自分が望む働き方を実現するための努力や対話を惜しまないこと

権利と責任の調和が生むイノベーション

権利と責任が調和した組織では、メンバー一人ひとりが安心して自分の意見を述べると同時に、他者の意見や価値観を尊重しながら、建設的な対話が可能になります。
その結果、チーム全体として多様性の中から生まれる新しい視点やアイデアが、組織を成長させる大きな力となります。

多様性のある組織であればあるほど、「私はこう思う」という主張を大切にしつつも、それがチームや会社全体の成長にどう貢献するかを常に考える文化を築くことが重要です。これが、私たちが目指す「多様な価値観と共存できる世界」を実現するための基盤であり、企業としての強みでもあります。

2. 当事者意識と主体性


当事者意識と主体性は、多様性を組織の強みとして活かすための重要な要素です。多様な価値観や背景を持つメンバーが集まる組織では、それぞれの視点を尊重するだけでなく、自らが「この組織の一員である」という意識を強く持つことが不可欠です。

たとえば、異なる文化や言語、働き方のスタイルが共存する中では、互いの違いを受け入れるだけでなく、自分自身がその環境の一部として主体的に行動することが必要です。
「自分がやらなくても誰かがやるだろう」ではなく、「この課題を解決するのは自分だ」という姿勢が、多様性を推進する原動力になります。

多様な意見や視点が交わるとき、意見の衝突やミスコミュニケーションが発生することもあります。しかし、それを他人事と捉えるのではなく、「自分ごと」として向き合うことで、新しいアイデアや価値が生まれると信じています。

具体的には、

  • 異なる文化背景を持つ同僚の意見を積極的に聞く姿勢

  • 自分の価値観や考えを分かりやすく伝える努力

  • チーム全体の目標に向けて、自らが率先して動く行動力

こうした「自分が中心となって動く」という意識が、多様性の中で真のイノベーションを起こすための土台となります。

企業としての私たちの取り組み

そうはいっても、上記のような価値観を従業員それぞれが理解した状態を作るのは簡単ではないかと思います。

そこで、私たちIBTでは、価値観を全員が理解し共有するため、カルチャーブックを作成し、会社として大切にする風土や行動指針を明確にしています。

例えばこんなことが書かれています。

  • 会社が大事にしている価値観

  • 各部署の役割と責任

  • 行動の指針

  • メンバー紹介(個性を表したもの)

  • お取引企業様や海外メンバーがいる各国の習慣やマナー

行動に迷ったとき、共通の指標があることで、メンバー一人ひとりが会社としての目標に向かって進むことができます。

個性を尊重しながら、同じゴールに向けて力を合わせる――これが私たちの目指す「多様な価値観と共存できる世界」です。


まとめ

いかがだったでしょうか。

多様性ということが独り歩きしがちですが、このように「多様な価値観との共存」は、ただ受け入れるだけではありません。

権利と責任をバランスよく保ち、当事者意識と主体性を持ちながら行動することで、私たちは本当の意味での「多様な価値観と共存できる世界」の実現に一歩ずつ近づけると思っています。

IBTの目指す未来は、一人ひとりの価値観を尊重しつつも、共通の目標に向かって力を合わせていくことで生まれる、より豊かな社会です。これからも挑戦を続けながら、多様性を力に変えていく企業文化を育んでいきます。

私たちのこの取り組みに共感していただける方と、一緒に未来をつくっていけることを楽しみにしています。

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