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心理学から学ぶ “コロナ差別”


先日Twitterのつぶやきにこんなものがありました。

 歴史的にも伝染病やパンデミックは偏見や差別を誘発しがちです。
かつてはエボラやMERSのような病気がありました。
日本でも水俣病やハンセン病など偏見や差別を受けてきた病気もありましたね。

 現在では新型コロナウイルス(COVID-19)が該当します。新型コロナウイルスの流行後、アメリカではアジア系と思われる人々に対する偏見や嫌がらせ、いじめを報道するニュースが増えています。

 新型コロナウイルスの発祥地と言われている中国や中国国内の特定地域に関連付けて「チャイナウイルス」や「武漢ウイルス」などと言われることがあります。

 そのため、世界保健機関(WHO)は、伝染病を特定地域に結びつけることを強く反対し政府機関がその使用を控えるよう求めているそうです。

 偏見や差別は公衆衛生上で非常に脅威となります。これらは偏見の対象となる人々の心身の健康や福祉にダメージを与えるばかりではなく、現在および将来の伝染病の封じ込めを困難にします。

 現にコロナでは無症状だったにも関わらず差別や偏見のせいで精神的に衰弱し“自殺”に追い込まれてしまったというケースもありました。


 これは私たちも他人事ではなく全員が公衆衛生にきちんと取り組む責任を持ち、手洗いやソーシャルディスタンスの維持、密にならないようにするなどひとりひとりの心掛けが非常に重要となってきます。

 とはいえ未知のウィルスに対し誰しもが恐怖を抱く中、偏見をなくすことは容易ではないと思います。

 実際に職場などでも“最初に陽性になった奴が悪い”という流れになっている所も多いのではないでしょうか?

 東日本大震災の時も日本全体が大変なことになり多くの人が非常に辛い思いをしました。
 

 しかしその時はお互いの思いやりや助け合いがとても暖かく、辛い記憶だけではなく日本人の優しさを再確認できたことをよく覚えています。

 現在のコロナ問題は東日本大震災とは状況が違うので同じようにとはいきませんが、感染した人を責めるのではなく心配だけでもしてあげてはどうでしょうか?だれも好きで感染した人はいないと思います。

 “心配してあげたらコロナがなくなるのか きれいごとだ”と思う方もいると思いますが、少なくともコロナでの被害ではなく【心の健康】を守ることはできるのではないかと思います。

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