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モヤモヤ・不納得は、自分の定位置のズレが原因だった

「どうしてあんな図々しい人に、親切にしてしまったんだろう!?」

その場では気持ち良く譲ってあげたはずなのに‥家に帰って振り返ってみるとモヤモヤしてきて、グルグル、ループして考えてしまう。


「私だって大変なのに、絶対おかしい!」

どうしてもと頼まれて、それなら仕方ないよねと引き受けたはずなのに‥終わった後には何とも言えない不納得感だけが残ってしまう。


いつも、「我慢しよう!」と心に決めて我慢しているわけじゃない。

「今回は譲ってあげようかな」「じゃあ仕方ないよね」そんな事が積もりに積もって、気が付けば "私の番" が回ってきていない。

みなさんは、そんな経験ありますか?


私はまさにこのタイプでした。

ひどい時には何ヶ月も経ってから、

「どうしてあんな人に、わざわざ親切にしてあげたんだろう!?」と、その時の自分に対して怒りを含んだ疑問を持ってしまうほど。

当たり前に、いつの間にか、気が付かないうちに、我慢ばかりしていました。

そして、

苦しくて辛い状況に追い込まれるたびに、周りの人のせいにして、心の中は不満でパンパンになっていました。

自分が我慢をしないためには、今繋がっている人たちと縁を切るしかない!

そんなふうに本気で考えてしまうほど、自分は周りのせいで追い込まれているんだと感じていました。


そんな私はようやく、

自分の我慢の原因は、

周りの人にあるのではなくて、

自分の心の在り方によって発生してしまっていたことに、ハッキリと気が付き、解決できるようになりました。

今日は、そのことについて書きたいと思います。



自分を愛するって、ピンと来ない

よく、自分を愛することが大切なんだという文章を目にします。

特に、我慢ばかりしてしまう、自分いじめをしてしまう、自分責めをしてしまう、そんな人は、先ずは自分を愛しましょう、と。

自分を可愛がり、自分が喜ぶことをしましょう。

理屈は分かるんです。自分をこれ以上責めても、なんにも良いことなんてないんだろうなって。

ただ、

ただね、

自分を愛する気持ちって、どうやったら持てるの?


自分を愛するどころか、周りからの圧力に負けて我慢を強いられている(と感じている)状態で、怒り後悔反省、あらゆるマイナスの感情が心の中で渦巻いている‥

そんな心の状態では、とてもじゃないけど自愛までたどり着くことはできないんです。


ハードルが高い。


その時の私にとって "自分を愛する" ということは、なんとか想像してみたところで全くピンと来ない、まるで雲を掴むような話でしかありませんでした。


ところが、

そんな私が、あることに気が付いたことで、

一気に我慢をしなくなったんです!

さらには自分の気持ちを解放して、自分の希望を自然に発せられるようにもなれました。


ずっとあった気持ちの正体とは

それは、心理学の講座でロールプレイング練習をしているときに起こりました。

私が相談者役。そして、カウンセラー役のAさん。

「相談者の私が家庭のストレスについて、カウンセラー役Aさんに、相談する」という設定でした。


そこで、カウンセラー役Aさんが、

「遠慮している、というような気持ちでしょうか?」

と、訊ねてくれたんです。


遠慮、、、、、、それだ!!!!!


私が無意識で、でも、ずーっと探していた言葉。私が長年、家族に対して感じていたのは、〝遠慮〟の気持ちだったのです。

それはずっと、いつも、当たり前に感じていた気持ちでした。

遠慮の解説
人に対して、言葉や行動を慎み控えること。
辞退すること。また、ある場所から引き下がること。

デジタル大辞泉(小学館)より引用


遠慮の気持ちがあると、常に一歩引き下がる自分になります。

そして、そのことが当たり前になってしまっているため、

一歩下がったところが、私にとっての  "いつもの定位置"  になってしまっていたんです。


だからこそ、卑屈な感情も、自己否定もない。

ただ単に、いつもの定位置に、いつも通りに立っていただけ。


でも、その ”いつもの定位置” が、世間で言うところの "自分ばかり我慢してしまう立ち位置" だったんです。


そのことに気がついた時、私はすっかり謎が解けました。


自分が我慢してばかりしてしまう原因は、自分が立っている位置が悪かったからなんだと。

その位置に立っている限り、自分を我慢の世界から解放することはできないんだなと、知ることができました。


最高の流れが来たよ

自分の通常ポジションが、”一歩下がったところ” になってしまっているんだ。

そんなふうにすっかり分かってしまえば、いろいろと見えてくることがあります。

  • 今まで、この位置が普通で当たり前だと思ってたな

  • 本当の位置って、今より一歩上がった(前に出た)所なのかな

  • 私って、いつも引っ込んでたんだろうな


だから、一歩下がることを止めて、真逆の気持ちを意識して過ごすようにしてみました。


【遠慮します】
意味:施しを受け取らない場合の言い方
同じ意味の言葉:ノーサンキュー

 ↕️ 対義語

【頂きます】
意味:施しを受け取る際の言い方
同じ意味の言葉:サンキュー

Weblio対義語・反対語辞書


この、「遠慮します」の対義語である、

「頂きます」という意識で過ごしてみたんです。

そうすると、

すんなり、アッサリ、

譲ってもらえる、やってもらえる、

そんなことが驚くほど急増しました‥!


かなり我儘だった我が子が、自分の意見を引っ込めて譲ってくれた時には、

あまりにもびっくりしたので、

「どうして譲ってくれたの?」と訊いてみたところ、

「なんとなく、ママがそうしたいのかな?と思って」

と、返事が返ってきました。


なんとなく。

これって、一番最高の流れだと思いませんか?

ゴリ押しじゃなく、

しつこくお願いするでもなく、

なんとなくそうなる。


  1. 自分がいつも立っている位置に気づく

  2. 一歩上がって(前に出て)良いと気づく

  3. 頂きます、という意識で過ごす


これだけで、なんとなく自分の気持ちや意見が尊重されていき、急激に我慢をすることが減っていくことになりました。


我慢が減ると〇〇が増える

そんな日々を送っていると、心の中でも変化がありました。

それは、勇気を出せるようになったことです。

これは予想外だったのですが、我慢が減ると、勇気が増えるということになったんですね。

具体的には、

自分の気持ちや意見を出すことを、自分に許可できるようになったんです。


自分に許可を出すことって、とっても勇気がいります。

遠慮が当たり前になってるときには、特に自分に許可を出すことが出来にくかったりすると思います。


頂きますという意識は、自分に許可を出すことをラクにさせる効果がありました。

それが、〝自分を愛すること〟なのかも知れません。


自分を愛することがピンと来なかった私ですが、もしかしたらその一歩を歩めているのかも知れないですね🍀

ここまでお読みいただき、ありがとうございました🥰

今日一日の中で、温かな気持ちでのびのびと過ごせる時間がみなさまにありますように🍀

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