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勉強の嫌いな子供は普通のインター校ではクラスの約半数。

さらにその半分は全く勉強に興味なく、大学進学もあまり関心がありません。

選抜されまくっているようなインター校、国際バカロレア校、シックスフォーム校ではそこまで多くの割り合いで勉強しない生徒がいるわけではありませんが、それでも一定数は存在しています。

つまり、あなたの子供1人ではありません。

さて、ここで考えたいのは、どうやってインター校を卒業させるか。

国際バカロレアのIBDPは卒業が難関ですから、まずはこの話しからです。

もちろん、学校が大規模校であればIBDPの他に職業訓練準備的なIBCPがあります。

IBCPのほうが簡単ですから卒業はしやすいです。IBDPでもなんとか卒業させたいという場合、つまりなんとか大学へ行かせたいということになります。

インチキをしましょうという話しではありません。

まず、親がしっかりと課題やスケジュールの管理をしましょう。

特に、毎週締め切りがくる各教科の課題。その日程を全てカレンダーに書いて、どんどん更新します。

次の授業までの宿題に関しては、手を抜けるものは最大限手を抜きます。

必要であれば、先生にメールします。つまりどうしても時間がとれないために、宿題の半分を行うという説明です。それだからといって、それが納得されることではありませんが、管理しつつ、なんとか頑張らせて、取り残されないようにするというアピールです。

この時点で成績は落第しないぎりぎりで良いということになります。

1日の中で、できるだけ幅広く課題に取り組めるよう、1つだけをやってしまい1日が終わることのないように、複数の課題を順番にかじっていきます。宿題の量、宿題というより数週間で仕上げる課題・論文があります。それが大問題ですが、親も一緒になって各教科を勉強するように、どんどん勉強していきます。親がよほどの才能がないかぎり、良い点を取れるほどのアドバイスはできませんが、それでも、最低点を目指していきます。

必要であれば、家庭教師に手伝ってもらいます。安いオンライン家庭教師で十分です。言い方は悪いですが、宿題を手伝ってもらう家庭教師です。それも、最低限の点数を目指すだけです。

もちろん、変わりに宿題や課題を全てやってもらうだけではれば、学校の規定に引っかかりますが、そのことは柔軟に考えましょう。

変わりに書き上げた物は、全て子供に書き換えさせます。その段階で、分からないことはどんどん簡単な内容に書き換えます。難しいまま、つまり理解できていないままでの提出は避けます。それはカンニング同様、不適切です。

提出しなくてもなんとかなりそうな課題は、無視します。かならず仕上げないと単位認定されなくなるような大事な課題を仕上げます。

閉め切りが重なり、どうしても時間が取れないのであれば、その直前でもよいので、先生に連絡して、閉め切りを伸ばしてもらいます。その締め切り日に他の課題が重ならないように、しっかりカレンダー管理します。

余計なことはできるだけ行いませんが、学校内で楽しんでいることは続けさせましょう。スポーツでも、バンド活動でも学校内で行っているものは続けます。勉強以外が大切です。たとえ全く勉強できない、成績が悪い生徒でも、勉強以外の活動は本当に大切です。これを行っている場合は、卒業がしやすくなります。

友達がいる場合は、チャットしながらで構いません。

勉強中にチャットをさせるのです。お互い、勉強していない、または宿題などをしている。その状況をチャット実況することで、やりたくない勉強でも、友達と一緒に取り組んでいる雰囲気を醸し出します。

相手がゲーム中でも、チャットは有効です。終わればゲームとういような目標が生まれることも。もちろん、親の目を盗みつつゲームして終わりともなりえますが、どうせ勉強していないので、チャットをやめさせる必要がありません。

目標はあくまでも卒業です。最低限の成績で、ぎりぎり卒業です。あきらめることはしっかりとあきらめ、それでも卒業を目指して、最低点の確保を目指すことです。

勉強はダイニングテーブルで行います。ダイニングテーブルに親も座り、横でなにか他のことをしてもかまいません。一緒に勉強できることは、一緒に勉強します。分からないことは教えてもらうこともあります。

一緒に勉強できない場合は、自分で何か他の事を行ってもかまいません。仕事でも、読書や、趣味でも。音を立てるようなことでもかまいません。常に横で見張ります。

時間がないでしょうか。家事をしながらでも構いませんが、できるだけ何をしているかを把握できるように、近い場所に座らせます。

夜寝る時間はしっかり管理します。つまり、明け方までゲームするようなことのないように。もちろん親は寝不足になりますが、2年程度の我慢はしかたのないことです。それが卒業には必要です。

子供が学校に行っている間、親が仕事をしていないのであれば、学校内のボランティアには参加します。他の日本人親にあいたくなくても、参加します。できれば、日本人グループのボランティアではないボランティアへ。てきとうなボランティアがなければ、学校の図書館担当へ連絡して、図書館の本の整理を行います。学校でボランティアをしていることは、先生にできるだけアピールします。

寄付を定期的に行うことは重要です。学校で一斉に小額寄付を行うイベントではなく、できるだけ他の機会に寄付を行います。スクールヘッド・プリンシパル・校長宛てに連絡し、寄付をします。10万円程度からの寄付だとしっかりと目立ち、学校へのアピール材料になります。何百万円の寄付をする必要はありません。寄付の実績作りです。それを卒業認定のための忖度材料にするためです。


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