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海外大学へ進学する場合、日本人のほとんどは1人で出発していきます。

出国時、出発の時は家族が一緒に行って、現地での手続きなどを手伝うことがありますが、すぐに帰国します。

家族といっしょに海外大学の近所へ引越しすることは、日本人の中ではほとんど聞きません。

もちろん、1人で出発して、1人で寮や賃貸物件へ入居していくケースも多くあります。

そして、大学生活が始まります。

残念ですが、ある程度多くの人数が、その海外大学での生活になじめずに帰国したり、日本の大学へ転校していくことがあります。

大学の転校という書き方も微妙ですが、そのことは別途。

さて、なぜそうなってしまうのか?

つまり、海外大学でうまくいかないのか?

それは日本人だけのことではありません。

他の国から1人で留学し、大学生活を過ごしながら、1年目、2年目で帰国してしまう学生がいます。

よくあるパターンが4つあります。

順番は関係ありませんが


1)友達ができない、友達に満足できないこと

これは、やはり普段の生活に影響してきます。

いきなり外国人の友達とだれもが上手くつきあえるわけではありません。

日本人同士で集まっていても、良い友達ができるとは限りません。

いろいろな理由で、思ったような友達ができず、学生生活に不満を感じ、楽しめずに帰国。


2)勉強問題

深刻ですよね。

勉強についていけない学生もいます。

英語が問題になる場合と、勉強の中身が自分の思ったような内容ではなかった、選び方が悪かったと、いろいろです。

最終的には勉強のやる気もなくなり、進級できないために帰国。


3)ホームシックになる

これはあまり事前に想定されません。

1人暮らしで、友達もできて、勉強もうまくのりきれる。

そうなってくればホームシックは少なくなりますが、バランスが悪いと、ホームシック、つまり家族だけではなく地元の友達などを懐かしみ、精神的なバランスが壊れます。


4)気候

あまり言われることが少ないのですが、現地の気候があわない問題もあります。

夏だけの国や、夏冬の季節がが逆転している南半球、冬が長い国や、極端に寒い国。

生活してみると、かなりしんどいものです。

それが原因で、その国にいたくないとなっての帰国。

最終的に鬱症状になったり、もちろん複合要因になり、理由がはっきりしない状態で帰国なども。

大学のカウンセラーや、現地でできた友達などに相談しても乗り切れないこともあります。

鬱の初期症状になると、コントロールが難しくなります。

今まで経験・体験したことのないことが多くおこると、乗り切るのが難しくなります。

例え薬をもらっても、思うように効き目がありません。

どんどん強い薬になるころには、帰国しています。

一端リセットしたり、落ち着いたり、考え直すために休学や、目標変更もまだまだできます。

留学から途中で帰国すると否定的な話しばかり聞こえてしまいますが、あくまでも自分で選択して帰国するのです。

次の目標設定に切り替えて、ノイズを排除していくことが大切ですね。

あまり留学の成功例にまどわされず、実は1人暮らしや留学ってかなり難しいのだと覚悟していきましょう。

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