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#3 勉強をゲーム化したい話 ~6D framework その2~

こんにちは。前回は、ゲーミフィケーションの為の6ステップである「6D framework」の前半3つについて見ていきました。今回は、後半3つを見ていきましょう。

とは言っても、最後2つは確認程度なので今回主に取り上げるのは4つ目かなーと思います。

前回の記事はこちら。


6D Framework(後半)

4. 活動ループを作り出す Devise activity loops

活動ループとは、「ループ」という名の通り、AをしたらBをする、BをしたらCをする、CをしたらまたAに戻る、の様な行動機序を指します。

ここで主に考えたいのは、

  • モチベーション

  • 行動

  • フィードバック

のループです。モチベーションを与え、それによって行動させ、迅速なフィードバックを与えることでモチベーションを与え、というループを作るのが理想です。

勉強に於いては、

  • 勉強したい!

  • 勉強する(問題を解く)

  • 合ってた!嬉しい!or 間違ってた!次は正解するぞ!

というシンプルなプロセスになりますね。

モチベーションの作り方はこれから嫌というほど触れていく(というかゲーミフィケーションがモチベーションを作るための道具)なのでここでは大部分を割愛して、C→Aのステップであるフィードバックによるモチベーションにだけ触れましょう。

勉強というゲームで迅速なフィードバックを得るのは非常に難しいです。というのも、大きなフィードバックが得られる機会がテストに限られていて、普通にしていたら多くても月に1回程度(定期テストや模試など)、しかも返却が遅いのでモチベーションが下がってしまいます。

日々の問題演習では1問ごとに答え合わせすることで迅速なフィードバックを保障するとともに、週末は過去問演習を1週間のフィードバックとしようかな、と思います。

5. 「楽しさ」を忘れるな! Don't forget the fun

これから様々なゲームの要素、メカニクス、ダイナミズムに触れていく予定ですが、そこで忘れがちなのが「ゲームは楽しむもの」ということ。どれだけ緻密にシステムを練り上げても、楽しくなければ誰も遊んでくれません。

これからのゲームの設計においては、「楽しい」を最優先事項として考えていきたいと思います。

6. 適切なツールを導入する Deploy the appropriate tools

ここで初めて適切なツール、例えばポイント、バッジ、リーダーボードを導入する段階に来ました。ゲーミフィケーションの核と言ったらここなので、次回からはこれを取り上げていこうと思います。

次回予告

今回はゲーミフィケーションに大切な要素を確認して基礎を作ったので、次回はステップ6の「適切なツール」を導入していこうと思います。取り敢えず「Octalysis」に沿って進めていくつもりです。

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