「戦略的採用のための教科書(Day⑤採用戦略を立案する-その2現在地を知る)」
なぜ書くか
Every Inc.では「HRからパフォーマンスとワクワクを」というビジョンを掲げ、グローバルな取組みやアカデミックな文献からHRに関する歴史、取組み、事例など”日本なら”ではなく、”グローバルスタンダード”な情報を提供しています。
このマガジンでは多くの企業が抱えている、採用活動に関する課題に焦点を当ててみたいと思います。
弊社では、採用コンサルティングサービスとして多くの企業様の採用活動を支援させて頂いており、その知見を少しでも共有し、多くの企業様がより良い採用活動が出来るようにと、これまでクラアイント様にご提供していた「戦略的採用の為に、私が知っている事」をNoteで無料公開する事と致しました。当然100%正解ではないとつくづく思っておりますし、外部環境の変化、トレンドによって根本的な考え方は変わっていくかもしれません。
しかし多くの採用責任者が、「離職が絶えず、ポジションが永遠に埋まらない」「現場からのプレッシャーに追われ、進歩を感じない」といった問題に直面しています。この教科書では、そんな課題に立ち向かうためのアプローチと、それを支えるための戦略的採用について詳しく探っていきたいと思います。
もし何か採用でお困りのことがありましたらご連絡ください。
「戦略的採用教科書」の使い方
もし、あなたが採用活動をもっと戦略的に行い、組織の効率性と効果を向上させたいと考えているのであれば、この教科書はきっと役立つかもしれません。
もっと戦略的に採用したい
もっと効率的に採用したい
もっと効果的に採用したい
というか・・・
もっと経営に貢献したい
もっと社員を幸せにしたい
そのような事を考えていらっしゃる方に、様々な学術的フレームワークと実践例を基にして頂けるように頑張って作成して参ります。
採用戦略とは何か?
採用活動とは、ビジネス戦略に紐づいて「能力と時間」を確保する活動であるという事をDay1で書かせて頂きました。改めて、その活動を整理すると以下のようになります。
そして、このようなフレームワークを持ち、具体的に採用戦略を立案するプロセスを以下流れで進めていきます。
採用戦略立案のプロセス
私が採用戦略を考えていく上では、以下のプロセスを経ていきます。
Day2 今、私たちはどこにいるのか?
Day1では、チームビルディングを主目的として「目線合わせ」を行っていきました。そして、①ビジネスゴールを達成するという本質的な目標に合意するという事、②その為に採用が失敗したときと成功したときのシミュレーションをビジネスアウトカムで行っていく事の重要性をお伝えしました。
Day2では、採用成功の目線合わせをさらに行っていくために、「今、私たちはどこにいるのか?」という現在地を振り返ることを中心に議論していきます。ただ、この点に関しても「採用目標が達成できていない」、「エントリー数が減少している」、「内定辞退が例年以上」といった感覚的な振り返りではなく、まず採用全体をフレームワークとして捉えながら、客観的・定量的・具体的にレビューしていく事を中心に行っていきます。
採用活動を因数分解する
皆さんは採用活動をどのように定義しますでしょうか?以下のような形で採用活動を定義することはできますでしょうか?
例えば以下のような整理の方法もあります。
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