片付け苦手人間が動き出した。
「とにかく動く」を積み上げた。
「とにかく動く」とは
・すぐにできることをする
・頭を使わずに動けること
さしあたっては、ゴミ袋=手放し袋を開くことだった。
一つ開いて、目に付いたものを入れていく。
入れていく内に、スピードが速まる。
スピードアップしていくのは、快感だった。
持っていくもの、手放すもの、瞬時に判断していった。
「うーん これはどっちだろう?」と思うものは保留。
後回し。
考えることで、脳を疲れさせないためだ。
袋入れ作業にだれてきたら、自治体のHPを調べる。
プラスチック製・金属製・コンセント付いた家電・PC周りの物等
どういう風に処分するか、いつ回収してくれるのかを確認する。
回収してくれるものなのか?
金属類はどうやって処分するんだ?
大型家具の処分方法は?
方法を調べて、回収日をカレンダーに書き込んだ。
月1回しかない回収日は確実に出していく必要があった。
調べるのに疲れたら、再び手放し袋に物を入れていく。
情報が入ったので、何となく分別もする。
自分が住んでいた場所は分別に厳しくない。
緩い分別だった。
なので、最初から分別しておく必要が無かったのだ。
出来上がった手放し袋は回収日に出す。
回収場所に袋を出すと気分が軽くなった。
回数を重ねれば重ねるほど気分が軽くなった。
”自分にもできる”を実感したからだと思う。
そして、この気分が大事。
”自分にもできる”をしっかり感じておくと、次の作業に勢いがつく。
この感覚はクセになる。
クセにしてしまった方が、やり切れる。
細かいことだが、手放し袋は回収場所にそっと丁寧に置く。
感謝の気持ちを込めて。
絶対に投げない。
なんかわからないけど、その方がいいと思った。
投げると、自分の人生を投げている感じがしそうだったからかもしれない。