「タイミングってくるんだなぁ」と実感したのは、
新しく住む場所どこにしよう?
とふと思い立ったとき。
かなりの数の手放し袋(世間的にはゴミ袋)を見送ってからだった。
住む場所が決まれば、住居の大きさは?
住居の大きさが決まれば、最終的に残す家具が決まる。
自問したのは、
ひみつ基地に外せないものは?
ー本とPC。
本に囲まれた空間は、ひみつ基地に必須。
作ると決めていた。
具体的に言語化する。
”本棚に収納した本に囲まれる”。
”決して、床に積み上がる本に囲まれる”ではない。
イメージを現実化するために、必要な家具はどれ?
イメージがはっきりすれば、”手放す、持ち続ける”の線がハッキリ見える。
そうすると、どうやって手放す家具を送り出すかだ。
それを気持ちの片隅に、作業は続けた。
家具を減らすと思うと、さらに手放し袋に入れるのに躊躇はなくなる。
作業中に出てくるこの囁きに注意!!
「これ、いつか使うかも」
「これは高かったからなぁ」
「後でーやっぱり捨てなきゃよかったーって思うかも」
いやいや、絶対に使わない。
いつか使うかもの”いつか”は、永遠にこない。
”高かった”と思って持っていても、使わないなら売ればいい。
”やっぱり捨てなきゃよかった”と思っても、何かで工夫してナントカナル。
これを学べた。
この学びは今も役に立っている。
物を衝動的に購入しなくなった。
本当に必要なのか?
本当に欲しいのか?
時間を空けて、自問してから購入するようになった。
お金の無駄使いが減った。
作業工程に戻ろう。
住む場所を決めた。
日当たりが良い、お風呂に窓がある、見晴らしがいい、静かな場所に決めた。
”日当たり”は、ビタミンDの目的と朝日が昇るのを自室から眺める贅沢を味わうため。
ビタミンDが不足すると気落ち傾向になる。必要量を日光浴でカバーはできない。日当たりが悪いより、日当たりがいい方がいい。日当たり悪い場所から日当たり良好の場所に移り住むと実感する。お日さまは大事。
”お風呂に窓”の条件は、カビを避けるため。
カビからミトコンドリア(細胞内にあって、エネルギーを作る)への影響を避けたかったからだ。
”見晴らしがいい”は、気分がいいから。
”静かな場所”は大雑把な条件だが、理由がある。
交通量が多い道路に面していると、出かけるのが億劫になりそうだった。
渋滞のところに車出すと考えるだけで、自分は出かけるのを諦めそうだと思ったからだ。
諦めるクセを付けたくなかった。
引っ越し先は完璧とは言わない。
ただ、自分の希望は満たしてくれる場所。
ここに住めば、次の住居に求めるものがわかる。
引っ越し作業は大詰めだ。
場所が決まれば、いつ引っ越すかになる。
具体的な日時を決定して、引っ越し業者に連絡する。
引っ越しの日が決まれば、後は作業するだけ。
大型家具の行き先もドンドン決まっていく。
振り返ると、引っ越し作業のために仕事を休むことはなかった。
昼間は仕事、朝と夜は引っ越し作業に没頭していた。
仕事が気分転換になっていた。
ずっと引っ越し作業に向き合わなくて済んだことは、自分には良かったみたいだ。